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せっかくの旅行やお出かけなのに、生理の期間が被ってしまうことは、女性にとっては困りごとの一つです。しかし、ピルの服用によって生理を遅らせることができるため、旅行やおでかけの計画も一気に立てやすくなります。
そこで、今回は生理を遅らせる方法について、以下の7点を中心に解説していきます。
- ピルで生理を遅らせる方法
- 生理を遅らせるピルの飲み方
- ピルで生理を遅らせるメリット
- ピルで生理を遅らせる際の注意点
- ピル以外で生理を遅らせる方法はあるか?
- 生理周期に影響する意外な原因
- ピルに関するよくある質問
それぞれの項目において、飲み方や注意点などの体調に直接影響を及ぼす部分も詳しく解説します。生理周期が旅行やお出かけに影響しないように、是非最後までご覧ください。
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ピルで生理を遅らせる方法
では、ピルで生理を遅らせる方法とはいったいどのようなものなのでしょうか?
ピルの種類によって遅らせる方法は違いますので、ぜひ参考にしてください。
低用量ピルを服用する
生理はそもそも、排卵後からプロゲスチン(黄体ホルモン)の分泌がなくなり、子宮内膜が剥がれ落ちて外に排出される現象です。
そのプロゲスチンの分泌量をピルによって一定数保つことで、子宮内膜が剥がれ落ちるまでの期間が延長できます。
ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンを配合しています。
生理はこの2つのホルモンの分泌が関係しているため、ピルの服用によって生理周期をコントロールできます。
その他にも月経困難症の改善や、生理の出血を減らすことで貧血予防の効果も期待でき、生理痛の軽減にも効果があります。
その低用量ピルによって生理を遅らせるためには、前回の生理日の3〜5日目から服用を始めることが重要です。
低用量ピルには、避妊の効果もあります。
低用量ピルによる避妊効果は正しい服用で99.7%です。
そのほか、卵巣へのダメージの低下や卵巣がん・子宮内膜がんの発生が減少するといった効果もあります。
そのため、生理を遅らせるほかに、生理が不安定な方や避妊目的で服用されている方もいます。
日頃からピルを服用している方は、さらに生理を移動させたい場合は自己判断でしないようにしてください。
あらかじめ予定が分かっている場合は、一度処方を受けている病院に相談してみてください。
中用量ピルを服用する
中用量ピルは、低用量ピルよりもエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンの配合量が多いというのが特徴です。
低用量ピルが出る前は、中用量ピルが現在の低用量ピルのような使い方をされていました。
現在は生理を遅らせるためか、アフターピルとしての処方が多くなっています。
中用量ピルによって生理を遅らせるためには、生理の1週間前から飲み始める必要があります。
低用量ピルのように、毎日日常的に飲む必要はありません。
最大で1週間程度、生理を遅らせる効果があります。
中用量ピルも、低用量ピルと同じく生理を遅らせる以外の目的で服用する方もいます。
低用量ピルと同じく99.7%と、ほぼ100%の高い避妊効果があります。
ピルの処方は、保険適用になる場合とならない場合があります。
月経困難症や子宮内膜症、月経過多などの症状を改善するために処方される場合は保険が適用出来ます。
それ以外の場合の多くは保険適用外で自己負担での購入になります。
オンラインで診察できるため、忙しい方にもおすすめです。
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生理を遅らせるピルの飲み方
では、生理を遅らせるためのそれぞれのピルの飲み方について詳しく解説していきます。
低用量ピルと中用量ピルでは服用期間が変わりますので、注意してください。
低用量ピルの飲み方
低用量ピルは基本的に、毎日同じ時間に飲むことが重要です。
1回でも服用を忘れてしまうと、期待する効果が得られないことがあります。
毎日決まった時間にピルを服用するように習慣づけることで、忘れずに飲むことができます。
同じ時間に飲むのを忘れた場合は、24時間以内であればその時点ですぐに服用しましょう。
前日分を飲み忘れた場合は、当日分と合わせて2錠服用しても良いです。
改めて生理が開始してから服用し直すことになります。
低用量ピルは生理を遅らせるだけでなく、生理を早めることもできます。
その後、服用を終了すると、2~3日以内に生理が始まります。
この方法を利用することで、実際の生理予定日よりも早く生理を開始することができます。
低用量ピルは、早い段階から服用し続けることで効果を発揮するものです。
そのため、低用量ピルを用いて生理を遅らせたい場合は、早めに医師の処方を受けることが重要です。
中用量ピルの飲み方
中用量ピルを飲み続けることで最大で1週間程度生理を遅らせることができます。
ただし、それ以上の遅延を希望する場合は、医師に相談してください。
中用量ピルを使った方法は、生理開始予定日が正確に把握できる必要があります。
生理開始予定日が分からない場合は、生理周期や基礎体温などを管理しておくことが大切です。
中用量ピルは低用量ピルよりも効果が高いため、短期間での使用が主になっています。
また、中用量ピルも低用量ピルと同様に、生理を早めることが可能です。
そのため、低用量ピルよりも短期間で生理を早めることができます。
処方時に、医師から直接ピルについて詳しい説明を受けられます。
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ピルで生理を遅らせるメリット
ここからは、ピルで生理を遅らせるメリットについて解説していきます。
生理日をずらすことによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
イベントの予定と生理日をずらせる
生理日をずらす目的の多くは、イベントの予定と生理日が被ってしまっていることです。
温泉や旅行・プールなど、生理が被ると楽しめなくなってしまうイベントが数多くあります。
そのイベントと生理の予定をずらすことで、生理が来るか気にせずに心からイベントを楽しめます。
ピルの服用によって、生理周期をコントロールできるので、予定を計画しやすくもなります。
女性の多くは、生理期間中に腹痛や腰痛などの生理痛に苦しんでいます。
症状の程度の差はあれど、生理中はアクティブに動きづらいものです。
そのため、生理痛に悩まされることなく、イベントを楽しめることは重要なポイントです。
学生の場合は、修学旅行や宿泊研修・遠足など学校行事と生理が被ってしまうことで、周りに生理だとバレるのが恥ずかしい方もいます。
そのため、ピルを短期間服用して、イベントと生理をずらすことによって、恥ずかしい思いをすることもなくなります。
女性にとって、イベントの予定と生理日が被ることほど憂鬱なことはないので、それを回避することは大きなメリットとなります。
普段、生理に対して大きな不満のない方でも、イベントが被ってしまいそうなときは一度婦人科で相談してみることをおすすめします。
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ほぼ確実に生理を遅らせることができる
ピルによって生理を遅らせるメリットとして、ほぼ確実に生理を遅らせることができるという点が挙げられます。
ピルは毎日時間を決めて服用することによって、生理を計画的に遅らせることができます。
逆にピルを正しく服用出来なかった場合は、生理を遅らせることに失敗する可能性もあります。
ピルによる生理周期のコントロールは、病院でもピルの使用方法として紹介されています。
ピルといえば、避妊効果が高いことで知られているため、避妊目的の薬というイメージの方も多いと思います。
しかし、生理周期が不安定だったり、月経困難症などの疾患があったりする場合もあります。
そのため、生理周期をコントロールしたり、月経困難症などの疾患の改善に効果があったりと、女性の悩みに効果のある薬になります。
正しい服用でほぼ確実に生理を遅らせることができるため、イベントや予定の都合も付きやすく、調整もききやすいです。
イベントと生理を被らせたくない方や、生理周期のコントロールがしたい方は、一度婦人科で医師に相談することをおすすめします。
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ピルで生理を遅らせる際の注意点
では、ピルで生理を遅らせるときの注意点について、解説していきます。
ピルは生理周期をコントロールしたり、生理痛が軽減したりと良い効果が多い薬です。
しかし、デメリットやリスクもありますので、ぜひ参考にしてください。
イベント日にピルを飲み続ける必要がある
ピルで生理を遅らせるためには、イベント日にもピルを飲み続けている必要があります。
ピルを服用している間の生理は、ピルを飲んでいない時期に来ることになります。
そのため、イベント日にはまだピルを飲み続けることになります。
ピルは毎日同じ時間に飲む必要があります。
そのため、イベント当日にもできるだけ同じ時間に飲むようにしましょう。
イベントの時間があらかじめ分かっている場合は、その時間を避けてピルを服用できるよう時間を調整してください。
生理をイベント日より早くすることで、イベント当日にはピルを服用しなくて済みます。
そのためには早めの受診と処方が必要になりますので、1ヶ月以上前から婦人科で相談しましょう。
イベント当日は準備や移動などさまざまな要因で、ピルの服用を忘れてしまいがちです。
1日であれば、思い出した時点で飲めば良いことが多いです。
そのため、確実に忘れないようにすることが重要です。
スマホのアラームやリマインダー機能を使って確実に飲めるように準備しておきましょう。
ピルの副作用が起こる場合がある
ピルに限らず、医薬品にはすべて副作用が起こるリスクがあります。
ピルも低用量・中用量問わず、副作用が起こる場合がありますので、注意が必要です。
ピルの主な副作用としては、以下の表の通りです。
吐き気 | むくみ |
乳房の張り | 頭痛 |
腹痛 | 血栓症 |
不正出血 | 気分の落ち込み |
抑うつ | 眠気 |
特に吐き気は多くの方が副作用として感じることが多いです。
吐き気はピルに含まれる卵胞ホルモンの副作用として起こってしまうと考えられます。
医師に相談すれば、吐き気止めを一緒に処方してもらえる場合もありますので、心配な方は相談してみてください。
また、血栓症に関しては服用開始から3ヶ月以内に発症することが多いです。
肥満体質な方や喫煙者、糖尿病や自己免疫疾患などを持っている方は注意が必要です。
ピルは昔から「副作用が強い」というイメージがありました。
しかし、低用量ピルが採用されてから、副作用の発生率が低くなってきています。
もちろん個人差はありますが、副作用を感じることなく服用を続けている方も増えています。
副作用が強く出てしまった場合は、処方を受けた病院に一度相談して、指示を仰いでください。
エコノミークラス症候群が起こる場合がある
ピルの服用によって、通常よりもエコノミークラス症候群が起こるリスクが高くなる可能性があります。
エコノミークラス症候群は、食事や水分を取らない状態で起こることが多いです。
さらに、ピルの服用によって発生リスクが高くなることが分かっています。
ピルの副作用として起こる可能性のある血栓症によって引き起こされる症候群です。
症候群の兆候が現れた場合は、ピルの服用をすぐに中止し、病院を受診しましょう。
受診したときに「ピルを服用している」ということを、必ず医師に伝えてください。
エコノミークラス症候群の予防のためには、長時間座ったままをキープしないように、適度に運動を挟むようにしましょう。
ストレッチや足を動かすだけでも充分に予防効果があります。
その他、水分補給や禁煙、アルコールの摂取は控えることなどがエコノミークラス症候群を回避することに繋がります。
普段からピルを服用している方は、予防法を入念に確認してエコノミークラス症候群にならないように注意しましょう。
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ピル以外で生理を遅らせる方法はある?
では、ピル以外で生理を遅らせる方法はあるのでしょうか?
実際に効果があるのかどうかも詳しく解説しますので、最後までぜひご覧ください。
市販薬を服用する
ドラッグストアやコンビニなど、医薬品を売っているようなお店でピルは購入できません。
さらに、ピル以外に生理を遅らせることが目的の薬は、残念ながらありません。
そのため、市販されている薬では生理を遅らせることは不可能です。
生理を遅らせる目的の薬は、病院で処方されたピルのみになります。
そのため、必ず医師の診察を受けた上で処方してもらうようにしましょう。
現在は、インターネットからオンラインの診療によってピルを処方してくれる病院が増えています。
そのため、病院に直接行かなくても、インターネットを通じてピルを処方してもらえます。
ピルは病院から自宅に発送してもらえるので、ピルを取りに行く手間も省けます。
病院によってはピルを当日中に発送してもらえます。
そのため、最短で翌日にはピルを受け取れます。
定期的に発送してもらえるところもあり、そのときに割引してもらえることもあります。
心配な方は初回の診療は病院に直接受けに行き、その後はオンライン処方で発送してくれるところもあります。
自分に合った診察・処方の方法を選んで、ピルの服用を始めることをおすすめします。
漢方薬を服用する
市販薬と同様に、漢方薬にも生理を遅らせる効果のものはありません。
生理不順や、生理痛の改善に使用される漢方薬はありますが、生理を遅らせる効果はないので注意が必要です。
ちなみに、生理不順や月経困難症に使用される漢方薬は、
- 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 温経湯(うんけいとう)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
などがありますが、どれも生理を遅らせる効果はありません。
生理不順や更年期障害に悩まされている方は、漢方によって改善が期待できます。
生理不順が改善できるのであれば、生理を遅らせることもできるのでは?と感じた方もいると思います。
しかし、生理不順の改善と生理を遅らせることはイコールではありません。
あくまで漢方による生理不順の改善は、ホルモンを送り届けるための血流の改善です。
そのため、ホルモン自体に影響を及ぼすわけではないので、生理を遅らせることは不可能です。
ピル以外で生理を遅らせることはできない
先述したとおり、ピル以外で生理を遅らせることはできません。
漢方・市販薬・食事などで生理を遅らせることは、医学上の根拠は何一つありません。
生理を遅らせるためには、ピルや黄体ホルモン剤しかありませんのでご注意ください。
生理を遅らせるためではなく、生理不順の改善だけであれば漢方薬や食事療法での改善が見込める場合もあります。
しかし、どの場合も自己判断はできるだけ避けて、医師の診察と判断に従うようにしましょう。
海外からピルを自己輸入している方もいると、インターネット上で見受けることもあるかと思います。
しかし、すべて自己責任であり、輸入したものが本当にピルや黄体ホルモン剤なのかは分かりません。
過去にはピルとして自己輸入した薬が別の成分で出来ており、思わぬ副作用でトラブルに発展した例もあります。
以上の理由から、ピル以外で生理を遅らせることは不可能ですので、必ず医師の診察・処方を受けてピルを服用しましょう。
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生理周期に影響する意外な要因
では、ここからは生理周期に影響する日常生活の中でのさまざまな要因について解説していきます。
意識しないと分からないような意外な要因もありますので、ぜひ参考にしてください。
運動量の増加
「アスリートの女性は生理周期が不安定な人が多い」という話を聞いたことはないでしょうか?
健康的な生活のためやダイエットのために重要と言われることの多い運動も、量が多すぎると生理周期に悪影響を及ぼすことがあります。
これは、アスリートの女性に限った話ではありません。
ダイエットのために運動量を一気に増やすことで、生理に影響を及ぼすこともあります。
ダイエット方法の多くは、運動と食事のバランスが中心になります。
しかし、食事で得られるエネルギーと運動で消費されるエネルギーのバランスが崩れると生理周期も崩れやすくなります。
食事制限と運動量の増加により、利用可能なエネルギーが不足してしまうことがあります。
それにより、ホルモンの分泌量が低下し、生理が遅れてしまったり、生理が来なくなってしまったりします。
運動を生活に取り入れるときには、一気に運動量を増やすと生理周期に悪影響が出る場合があります。
そのため、徐々に運動量を増やしていくように意識することを心がけましょう。
最初はストレッチや軽いウォーキングから始め、徐々に筋トレや強めの運動を取り入れていくのがおすすめです。
生活リズムの乱れ
生活リズムの乱れも、生理周期に影響を及ぼす要因の一つです。
特に睡眠時間と生理周期にはとても密接な関係があります。
睡眠の質には、体の内部の温度が関わっています。
体内の温度が起床とともに上がり始め、約11時間後に最高温度になります。
その後約11時間、起床から約22時間後に最低温度になる、というリズムが人間にはあります。
しっかりと眠るためには、体内の温度が眠りに入るときに急激に下がっていることが重要です。
体内温度の上下するリズムが、生理周期にとても影響を受けるのです。
基礎体温が上がる時期にはリズムの変動が小さくなり、基礎体温が下がっている時期はリズムが正常に戻ります。
リズムの変動が小さくなっている時期は、眠りの質が悪くなりやすく、リズムが正常に戻ると睡眠の質も向上します。
そのため、生理周期と睡眠時間はとても密接に関わり合っています。
生活リズムを整え、睡眠時間をしっかりと確保することで、睡眠の質を崩しづらくなります。
そのため、生活リズムが崩れてしまうと、睡眠の質も悪くなります。
睡眠の質が悪くなることでさらに生活リズムが悪くなり、負のループになってしまいます。
生理周期を整えるためには、睡眠時間を中心に生活リズムを整えることが重要です。
食生活
女性はダイエットしている方が多く、食生活に気を配っている方も多いと思います。
しかし、過度な食事制限やバランスの乱れにより、女性ホルモンの分泌バランスが崩れて生理周期に影響を与える場合があります。
生理周期を整えるためには、食生活のバランスも気をつけていく必要があります。
「女性ホルモンのバランスを整えるためには、これを食べればOK!」という食材は実際ありません。
何事もバランス良く、偏ることなく食べることが何よりも重要です。
太りすぎや痩せすぎもホルモンバランスを崩してしまう原因になりやすいものです。
そのため、過度なダイエットは避け、身長と体重の適切なバランスを保つように心がけましょう。
女性は30代後半から、卵巣の機能が低下し始める傾向があります。
それに伴い、女性ホルモンの分泌が減少していきます。
そのため、30代からは女性ホルモンの成分に似た働きをするイソフラボンや乳製品などを積極的にとることをおすすめします。
具体的には、以下の食品をバランス良く取るようにしましょう。
肉・魚、卵、乳製品など | 動物性タンパク質 |
大豆食品 | イソフラボン |
青魚 | DHA・EPA |
野菜 | ビタミン・食物繊維 |
海藻 | ミネラル・無機質 |
きのこ | 食物繊維・ビタミン・ミネラル |
いも | 糖質・ビタミン・カリウム・食物繊維 |
ごま・豆 | ビタミン・脂質 |
風邪やインフルエンザ
生理周期が崩れてしまう大きな原因の一つが、風邪やインフルエンザなどで高熱を出したときです。
この経験をしたことがある女性は多いと思います。
高熱は体温に影響するため、睡眠の質も落ちやすく、生活リズムも乱れます。
そのため、生理周期が乱れて生理が遅れたり、反対に早まったりすることがあります。
また、風邪やインフルエンザなどの体調不良によるストレスも、生理周期には大きく影響します。
女性にとってストレスは、生理自体や生理周期にさまざまな悪影響を及ぼします。
体調不良やストレスがあるときの生理期間は、いつもより生理痛が重かったり、体調も悪く感じやすかったりします。
風邪やインフルエンザなどの体調不良にならないために、手洗いうがいの徹底、予防接種を受けるなど対策はしっかりしておきましょう。
秋から冬にかけては、毎年インフルエンザが流行しやすいです。
空気が乾燥している時期なので、風邪もひきやすく、体調を崩しやすいのです。
月の満ち欠け
昔から、生理と月の満ち欠けには関係があると言われています。
月のリズムは女性の生理周期に大きな影響を与えています。
生理周期は平均28日でリズムを刻んでいます。
月の満ち欠けも平均29日程度で同じようにリズムを刻んでいるのです。
新月の時期は浄化の時期と言われ、体の不要なものを排泄し、デトックスするのにとても適した時期です。
また、新しいことを始める時期にも良いとされ、前向きになりやすい時期とも言われています。
生理の終わりからがこの新月の時期と重なり、生理痛などのストレスから解放され、新しい1ヶ月が始まります。
上弦の月の時期は成長と摂取の時期と言われ、体はエネルギーを蓄える時期になります。
この時期は活動しやすい時期で、生理が終わり女性は活動的になりやすい傾向があります。
ダイエットにも適している時期なので、運動などは積極的に取り入れていきましょう。
満月の時期は吸収の時期と言われ、太りやすい時期になります。
生理前に食欲が増して食べ過ぎるという方は、気をつけなければいけない時期になっていきます。
衝動的な行動を取りがちな時期になってくるので、冷静に心を保つように心がけましょう。
下弦の月の時期は放出の時で、体のメンテナンスに向いている時期です。
ホルモンバランスが不安定になりやすい時期に入ってくるので、メンタルケアが重要になってきます。
生理が始まる前でPMSなどに悩まされている方は、あまり活動せずしっかりと休む時期にしましょう。
以上のように、月の満ち欠けと女性のホルモンバランス、生理周期には深く関係があります。
自分の生理周期と月の満ち欠けを照らし合わせてみて、どの程度自分に影響が出るのか確認してみても良いかもしれません。
オンライン診療も行っているので、忙しい方でも診察が受けられます。
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ピルに関するよくある質問
では、最後にピルに関するよくある質問について、解説していきます。
多くの方が気になる点を解説していきますので、最後までぜひご覧ください。
ピルを飲んではいけない方はいますか?
ピルを飲んではいけない方は一定数存在します。
ピルを飲んではいけない方は、
- ピルでアレルギー症状が出たことがある方
- 乳がんや子宮がんの方やその疑いのある方
- 異常出血のある方
- 血栓に伴う症状のある方(肺血栓塞栓症・脳血管障害など)
- 高血圧の方
- 妊娠中・授乳中の方
以上に当てはまる方になります。
また、喫煙者や肥満体質の方も医師の診察結果によっては、ピルが飲めない方もいます。
ピルは、女性ホルモンに影響を与える薬なので、乳がんや子宮がんなどの女性ホルモンに依存するがんの方は服用できません。
また、副作用として血栓症を発症する可能性があるため、すでに血栓を伴う症状や病気の方は同じく服用できません。
異常出血に関しても、原因がはっきりとしていない場合はピルの服用ができません。
妊娠中・授乳中の方も、女性ホルモンに多大な影響のあるピルは服用できません。
喫煙や肥満は、ピルが正常に作用しない場合があるため、医師の診断によって服用できるかどうかは判断が分かれます。
そのため、喫煙者の方は診察時にあらかじめ喫煙者であることを医師に伝えてください。
ピルに保険適用はありますか?
ピルは保険適用できる場合とできない場合があります。
保険適用できる場合は、月経困難症や子宮内膜症の診断が出た場合のみです。
生理を遅らせる目的や避妊目的の処方は自由診療になるので、保険適用できません。
その他、耐えがたい生理痛にお悩みの方も、医師の診断によっては保険適用に該当する場合もあります。
ピルの処方を受けるときに、生理痛の症状を詳しく伝えて、その上で医師の診断に従ってください。
ピルの処方には診察が必要になります。
病院によってはオンラインでピルを処方してくれるところもあります。
最大6ヶ月分の処方が受けられますので、半年に1回で済みます。
病院に行くことなく、ピルの処方が受けられますので、活用してみてください。
ピルはほかの薬と併用しても大丈夫ですか?
基本的にピルは他の薬と併用しても問題はありません。
総合感冒薬や解熱鎮痛剤なども問題なく併用できます。
しかし、一部の健康補助食品や薬は併用すると、ピルや併用した薬の効果が強まったり弱まったりする可能性があります。
その他、うつ病の薬や抗生物質、免疫抑制剤や高血圧の薬などを服用している方は医師に相談が必要です。
現在、何か服用している薬がある方は、診察のときに持参し、医師に確認を取ることをおすすめします。
ピルと併用に注意が必要な薬を飲んでしまった場合も、効果が変化したりする場合もあるため速やかに医師に相談しましょう。
ピルの使用に年齢制限はありますか?
ピルは、生理が始まるおよそ10~12歳頃から閉経になる50代頃まで、幅広く服用出来ます。
年齢が進むにつれて、心筋梗塞や血栓症のリスクが高くなるため、40代以上で医師から服用を止められる場合があります。
40代以上の方でピルを服用したいと考えている方は、服用できない場合があることを覚えておいた方が良いでしょう。
50代以上の方は、もし閉経していなくても服用できません。
生理を遅らせるのまとめ
ここまで生理を遅らせることについてお伝えしてきました。
生理を遅らせるための要点をまとめると以下の通りです。
- 低用量ピルや中用量ピルによって生理を遅らせることは可能である
- 生理を遅らせるだけでなく、早めることもできる
- ピル以外に生理を遅らせる方法は存在しない
- 生理周期には運動量の増加や生活リズムの乱れなどが関係している
- ピルは生理が始まり次第、服用が可能である
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
オンライン診察を行っています。
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