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低用量ピルを使用してみたいけど、副作用があるって本当？
避妊目的をはじめ、子宮内膜症や月経困難症の治療薬として用いられている低用量ピル。
女性の身体にとって沢山のメリットがある低用量ピルですが、副作用があるのも事実です。
本記事では低用量ピルに関する以下の点についてご紹介します。
- 低用量ピルと副作用について
- 血栓症とは
- 血栓症以外の副作用はあるのか
- 副作用が気になる場合はどうしたらいいのか
低用量ピルの使用にあたって副作用について理解するためにもご参考にしていただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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低用量ピルとは
低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンから作られています。
ほぼ100%の避妊効果に加え、排卵を抑制し子宮内膜の増殖を抑える効果が期待できます。
そのため、生理不順の改善や子宮内膜症の治療にも使用されています。
出典：ルナレディースクリニック
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低用量ピルの副作用
低用量ピルにはいくつか副作用があります。
その中でも重大な副作用として血栓症という病気があります。
血栓症
血栓症とは血管の中の血液が滞って血栓ができ、血管がつまってしまう病気のことです。
急な足のむくみや、激しい頭痛などの症状が現れます。
喫煙、肥満、加齢、高血圧、運動不足などがリスクファクターになると考えられます。
血栓症の自覚症状
血栓症には以下の症状があらわれる場合があります。
- 突然の足の痛み、痺れ
- 手足の脱力、まひ
- 突然の息切れ、押しつぶされるような胸の痛み
- 激しい頭痛、舌のもつれ
- 発赤、ほてり
- 嘔吐、吐き気
- 突然の視力障害(視野が狭くなるなど)
血栓症の予防法
日頃から下記のことに注意することで血栓症の予防につながります。
- こまめな水分補給
- 長時間の同じ姿勢は避け、適度に運動する
- 着圧ソックスの使用
- 喫煙を控える
また、定期的に医者からの診察を受けることも重要です。
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そのほかの気になる副作用
血栓症以外にも軽度な副作用がいくつかあります。
- 吐気
- むくみ
- 下腹部痛・不正出血
- うつ・落ち込み
以下で詳しくご説明します。
吐気
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれます。
そのため、脳下垂体が「妊娠した」と勘違いをし、つわりのような吐気症状がおこると考えられています。
通常3ヶ月頃までに症状が和らぐことが多いようです。
むくみ
黄体ホルモンの水分を溜め込む作用により身体がむくむ場合があります。
心配のないことがほとんどですが血栓症の症状の可能性もあります。
むくみ症状が続き、痛みを伴うような場合は早めに医者を受診しましょう。
下腹部痛・不正出血
低用量ピルの副作用で一番多いのが不正出血です。
飲み初めの3ヶ月頃まではホルモンバランスが不安定になります。
そのため子宮内膜が剥がれやすく、不正出血や下腹部痛がおこる場合があります。
基本的には服用を継続して様子を見ます。
うつ・落ち込み
ホルモンバランスの変化により落ち込んだり、うつ症状が出たりする場合があります。
低用量ピルの服用を継続しているうちに改善されるのが一般的です。
症状が重い場合や改善が見られない場合は医者に相談しましょう。
微熱
低用量ピルを服用してから微熱を感じる場合があります。
女性ホルモンの変化により基礎体温が高くなるためだと考えられます。
微熱が続く場合や日常生活に支障がでる場合は、副作用以外の原因がないか見極める必要があります。
太る
副作用により太ったと感じる方がいらっしゃいます。
低用量ピルの副作用であるむくみによって、身体に水分が蓄積され太ったと感じます。
さらに体調が改善することにより食欲が増進し、結果的に太ることが考えられます。
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ピルの副作用が気になる場合は
低用量ピルを飲み始めて気になる症状がある場合は早めに医師に相談しましょう。
吐き気止めや頭痛薬を処方してもらえる場合があります。
また、早期受診、早期対応することで副作用の重症化を防ぐことが大切です。
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低用量ピル 副作用 よくある質問
低用量ピルの副作用に関してよくある質問と解答をご紹介します。
副作用について疑問のある方はぜひご覧ください。
低用量ピルを試してみたいのですが、副作用が怖いです
低用量ピルの飲み初めにおこる副作用はホルモンバランスが落ち着くと治ります。
重大な副作用である血栓症も早期治療により命の危険性は少ないとされています。
適度な運動や水分補給といった予防を心がけることも大切です。
低用量ピルを飲んでいて不正出血がありました？
低用量ピルを飲み始めた月の副作用として不正出血が見られることが多いです。
基本的には問題のないことが多いため服用を続けて様子を見ます。
2ヶ月目以降も出血が続く場合は医者に相談する必要があります。
低用量ピルを飲んでいて不妊症になりますか？
低用量ピルの服用によって不妊症になることは少ないです。
個人差はありますが、服用を中止して2週間後くらいから排卵が再開します。
低用量ピルを服用することにより排卵障害や生理不順の改善にも繋がるとされています。
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低用量ピル 副作用まとめ
ここまで低用量ピルの副作用についてお伝えしてきました。
低用量ピルの副作用をまとめると以下の通りです。
- 低用量ピルには軽度な副作用と中には重大な副作用もある
- 血栓症とは血栓により血管がつまってしまう病気のこと
- 吐き気、むくみ、下腹部痛・不正出血、うつ・落ち込み、微熱、太るといった軽度な副作用がある
- 副作用が気になる場合は重症化を防ぐために早期に医師に相談する
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。