真性包茎とは?真性包茎と仮性包茎の違いや治療について徹底解説!

  • 2023年2月23日
  • 2023年2月23日
  • 包茎
目次

真性包茎について

悩む男性画像男性のデリケートな問題のひとつに、「真性包茎」があります。

実際、自身の真性包茎に悩む男性も多く、専門クリニックで適切な施術を検討する方も少なくありません。

真性包茎の方は、包茎手術によって見た目にも美しく、また、自分に自信を持てるようになります。

本記事では、真性包茎の症状やリスクをはじめ、治す方法について以下の点を中心にご紹介します。

  • 真性包茎とは
  • 真性包茎の症状
  • 真性包茎のリスクやデメリット
  • 真性包茎の原因
  • 真性包茎を治す方法
  • 手術後の注意点

真性包茎について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

真性包茎と仮性包茎の違い

白衣を着た医師画像真性包茎と仮性包茎には異なる点があります。真性包茎は平常時や勃起時にも亀頭の露出が困難な状態です。

包皮の包皮口が狭いほか、亀頭と包皮の癒着が主な原因だと言われています。

本来、ペニスの成長とともに包皮口が広がるため、癒着が自然と分離するのが一般的です。

仮性包茎は手で包皮を剥けば平常時も勃起時も亀頭を露出できるため、日常生活において支障のない包茎となります。

真性包茎の症状

思い悩む男性の画像ここからは、真性包茎の方が日常生活でどのような症状が現れるのか以下に3点ご紹介します。

自身のペニスの状態がご紹介する症状に該当するか確認していきましょう。

排尿障害

真性包茎の方は排尿がしにくいと感じるほか、排尿時に尿が飛び散ってしまうという症状が起こることがあります。

真性包茎の方は、包皮が癒着している傾向にあるため、常に亀頭に被さっている状態です。

そのまま排尿をしようとすると、尿の出口となる外尿道口にかかり、尿が出しにくくなってしまう可能性があります。

また、尿がうまく出せず、便器や便座周辺に飛び散ってしまうなど、普段の生活の中でもさまざまな支障が現れることが分かるでしょう。

尿の出口を完全に塞いでいるような状態のときは、排尿の際に尿が包皮に溜まり、包皮が膨らんで見えることもあります。

そのため、万一排尿時に辛さを感じるようなことがあれば、真性包茎である以上、適切な治療を行う必要性があると言えるでしょう。

真性包茎に悩む方はぜひ一度、専門クリニックを受診することをおすすめします。

亀頭包皮炎

真性包茎の方は、長時間陰茎に包皮が被ったままの状態となっています。

包皮がかぶったままの状態は陰茎が不衛生な状態となり、雑菌や細菌繁殖につながる恐れがあります。

患部が細菌感染を起こすと、亀頭や包皮が赤く腫れ上がるなど痛みを伴うような亀頭包皮炎に罹患する恐れがあります。

そのため、普段から入浴時などペニスを清潔な状態に保つよう心掛けるようにしましょう。

なお、陰茎を洗った後は、自身の包皮を元に戻しておくことが大切です。

包皮を元に戻さなかった場合、包皮によって陰茎が締め付けられ、痛みを伴う恐れがあるため注意してください。

締め付けによる痛み

真性包茎の方は、包皮がめくられたままの状態で放置すると、包皮がむくみ、陰茎の締め付けにつながります。

そして、むくみが強くなると痛みを感じるカントン包茎の状態となります。

カントン包茎になるとペニスへの血流が阻害され、中には排尿が困難になるだけではなく、性行為に影響が及ぶ可能性があるでしょう。

もしもこのような状態になった際は、早急に泌尿器科を受診し、治療が必要です。

カントン包茎の状態にならないためにも、平常時も包皮をむいたら、その後元通りに戻すことを心掛けるようにしましょう。

特に入浴後は忘れてしまう方も多い傾向にあるため、注意するようにしてください。

真性包茎のリスクやデメリット

医師のカウンセリングを受ける男性画像続いては、真性包茎の方が感じるリスクやデメリットについて、以下に3点ご紹介します。

それぞれどのようなリスクを感じ、デメリットが生じるのかひとつずつ詳しくみていきましょう。

病気になりやすい

真性包茎の方は、亀頭に包皮が被さった状態のため、ペニスが不衛生な環境にさらされている可能性があります。

デリケートな部位が清潔に保たれていないと、雑菌や細菌感染によって亀頭包皮炎になりやすい傾向にあります。

また、慢性的に炎症を繰り返すことによって陰茎先端の皮膚が白く濁った状態となる閉塞性乾燥性亀頭炎になる可能性があるため注意が必要です。

そのほかにも、排尿の際に尿路感染症になる恐れもあるでしょう。

稀に陰茎がんの発症につながるなど、真性包茎の方はさまざまな病気になりやすいため、専門クリニックを受診し、適切な治療を受ける必要があると言えます。

もしも自身が真性包茎だという方は、できるだけ早くクリニックを受診するようにしましょう。

包皮と亀頭が癒着する可能性がある

真性包茎は、平常時も勃起時も亀頭に包皮が被さった状態です。

そのままの状態で過ごしていると、ペニスが蒸れて不衛生な状態になります。

さらに排尿時に雑菌が付着して細菌感染を引き起こし、亀頭包皮炎など炎症につながる恐れがあります。

何度も炎症を繰り返していると、亀頭と包皮が癒着する可能性があるため特に注意が必要です。

悪臭や痒みの原因になる

真性包茎は、包皮が常に被さった状態のため、ペニスはいつも湿っぽく、不衛生になりがちです。

その分、雑菌繁殖が起こり、細菌感染を引き起こしてしまう恐れがあります。

また、亀頭粘膜が真性包茎ではない方と比較しても弱い分、粘膜感染が起こるなど、さまざまなトラブルが生じる可能性があります。

粘膜感染が起こると性病に罹患する確率が高く、性行為の際に困難を来すなど、性生活にも支障が現れてしまいます。

さらに、真性包茎は包皮をむいた状態でいられないためにペニスに恥垢が溜まりやすい上、精液のカスも付着するなど、悪臭や痒みの原因につながります。

このようなことから、真性包茎の方はペニスが不衛生な環境になりやすく、適切な治療が必要だということが分かります。

真性包茎の原因

清潔感ある男性の画像私たち日本人男性は、陰茎の亀頭が包皮でおおわれていますが、勃起時は亀頭が自然に露出させられるという仮性包茎の方が大半です。

そのため、平常時も勃起時も包皮が被さったままの状態の方は、先天性によるものだと考えられています。

包皮の入り口が狭い上、包皮をむくことができない状態でいるのが真性包茎です。

ペニスは通常、成長とともに自然と亀頭と包皮部分の癒着が剥がれる仕組みとなり、包皮の入り口が広がるのが一般的です。

しかし、成人しても包皮が癒着したまま剥がれずにいると真性包茎となり、後天的に起こるものではなく、遺伝的要素が考えられるのです。

このようなことから、真性包茎の原因が先天性であることが分かるでしょう。

真性包茎を治す方法

聴診器の画像ここからは、真性包茎に悩む方へ、適切な治療法について、以下に3点ご紹介します。

自身の真性包茎にコンプレックスを感じている方は、ぜひ情報を参考にしてください。

外科手術

包茎手術は、環状切開と背面切開による2種類の術式で行われます。

環状切開法は、包茎手術の基本施術法となり、包皮の切除の際に包皮の長さに差が生じないよう慎重に行われます。

傷口を丁寧に縫い合わせ、包皮の余剰が起こらないよう細かく計算して切除し、縫合するなど、術後の仕上がりは医師の技術により変わると言われています。

背面切開法は、包皮を縦方向に切開し、余剰の包皮を切除せず縫合して行われます。

背面切開法は短時間施術で行われることが多く、身体への負担のない外科手術だと言えるでしょう。

なお、真性包茎の外科手術は保険適用で受けられるため、費用も安く、術後の傷跡の回復も他の施術法と比べても早いという特徴があります。

器具による矯正

包茎手術は、亀頭が出るよう広げるために器具による矯正で行う方法があります。

ただし、根本的な真性包茎の治療ではないため、包茎じたいの改善を行う際は、専門クリニックを受診して包茎手術を受けることをおすすめします。

ステロイド軟膏の使用

真性包茎を治すには、ステロイド軟膏を用いて行う方法があります。

ステロイドには皮膚が薄くなるという副作用があり、包茎治療に利用されています。

ステロイド軟膏を使用する際は、朝晩ステロイド軟膏を塗り、一定期間使用を継続して少しずつ包皮を剥いていきましょう。

ステロイド軟膏の使用と並行して、入浴時、清潔な状態で包皮を少しずつ剥いていくと良い効果を期待できます。

包皮の癒着が少しずつ剥がれていく中で、出血が起こる可能性があります。

もしも出血が起こった場合は、状態が良くなるまで剥くことはせず、ステロイド軟膏のみ使用を継続するようにしましょう。

また、包皮を剥いて亀頭の露出ができるようになった場合でも、必ず元の状態に戻すことを忘れずに行ってください。

包皮を剥いたままの状態にしておくと戻らなくなる可能性があり、その後、カントン包茎になる恐れがあるため注意が必要です。

真性包茎手術後の注意点

微笑む医師の画像真性包茎の方が包茎手術を受けた後、いったいどのようなことに注意すべきか、以下に手術後の注意点について6点ご紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

通院について

真性包茎手術を受けた後は、患部を縫合しているため、抜糸までは通院の必要はありません。

手術の際に抜糸式の手術を受けた場合は2週間前後に来院し、抜糸を行います。

もしも吸収糸を使用した手術を受けた方は通院は不要です。

抜糸式か吸収糸を使用する手術かを事前に確認しておくようにしましょう。

入浴について

基本的に真性包茎手術後は、シャワーによる入浴が可能です。

しかし、施術部位を濡らすことのないよう注意しましょう。

4日目から全身のシャワー浴を行っても構いません。

湯船に浸かれるのは抜糸を行った後、または15日目以降であれば可能です。

性行為について

真性包茎手術後は、患部の傷の状態の悪化を防ぐためにも、自慰行為や性行為は4週間程度控えてください。

また、傷の状態は一人ひとり異なるため、医師に相談の上で判断してもらうと安心感があります。

そのため、4週間経過した頃に一度、手術を受けた医師の診察で適切な指示を受けるようにしましょう。

飲酒について

飲酒は身体の血行促進作用につながるため、手術後に患部の痛みを感じることがあります。

また、血流が良くなるため、出血が起こる可能性があるでしょう。

そのようなことを避けるためにも、包茎手術後の飲酒は3日間控え、患部の状態を観察しながら4日目から少量のアルコールの摂取に留めてください。

1週間後からは普段通りの飲酒を行っても構いません。

運転について

真性包茎手術後は、患部が引きつって違和感を感じる可能性があります。

自転車やバイクは施術部位に負担をかけてしまう恐れがあるため、術後1週間は控えるようにしましょう。

車の運転は、無理のない程度に手術当日から可能です。

仕事について

真性包茎手術を受けた後は、当日から仕事を行っても問題はありません。

しかし、身体に負担がかかったり、損傷を来したりするような重労働は避けるようにしましょう。

あくまで患部に刺激を与えることのないよう注意して仕事を行ってください。

真性包茎を治療するクリニックの選び方

ここからは、真性包茎を治療するために適切な施術が受けられるクリニックの選び方のポイントを5点ご紹介します。

いったいどのようなポイントに着目してクリニック選びを行えば良いのか詳しくみていきましょう。

担当医師が経験豊富か

包茎に悩む方にとって、見た目に美しい仕上がりになるよう、また、手術を受ける方が自身のコンプレックス解消につながるような包茎手術を受けるのが理想です。

そのためには手術を担当する医師が、さまざまな知識やスキルを持っていることが望まれます。

たとえば、手術経験数が多く、学会や論文の発表を行うなど、一定レベルの試験に合格した医師による施術が受けられるクリニックを選ぶのがおすすめです。

担当医師のスキルに着目してクリニック選びを行うようにしましょう。

治療方法で選ぶ

自身の包茎に悩む方は多く、包茎手術を受けるなら、美しい仕上がりとなる真性包茎手術を希望する方も少なくありません。

一般的に包茎手術は環状切開法で行われることが多く、その中でも美容面にこだわりを持った施術を提供する包茎手術が受けられるクリニックがあります。

包茎手術を受けることでコンプレックスの解消につながるよう、見た目の美しさを重視した環状切開法による手術が受けられるクリニックを選ぶのがおすすめです。

料金形態で選ぶ

包茎手術を受ける際、利用するクリニックによっては、事前に行われるカウンセリング料が有料の場合があります。

さらに、公式ホームページに提示している包茎手術費用以外に追加費用がかかることもあるでしょう。

そのため、自分が包茎手術を受けようと思うクリニックをリサーチしたら、手術の費用以外に必要となる追加費用の有無ついて、事前に確認しておくと安心です。

病院か美容外科かで選ぶ

真性包茎の治療を行うのは、泌尿器科などの病院と、包茎手術を専門的に行う美容外科クリニックがあります。

真性包茎の手術を病院で受けた場合、治療を必要とする症状改善のために手術を行うという点から健康保険の適用となります。

しかし、病院での治療は症状改善を目的に行われるため、施術部位に傷跡が残りやすくなるのも否めません。

一方、美容外科で真性包茎の施術を受けると、外見的に美しい仕上がりを重視するため傷跡が残りにくい施術を提供するクリニックも多く、手術後の傷跡もほとんど目立ちにくい傾向にあります。

また、周囲の人に真性包茎の手術を受けたことがバレずにすむなどメリットに感じることが多いと言えるでしょう。

このように、病院と美容外科とでは真性包茎の手術の仕上がりが異なるため、自身がどのような治療結果を望むかでクリニックを選ぶことをおすすめします。

スタッフは全員男性かどうかで選ぶ

包茎手術は男性にとってとてもデリケートな問題です。

そのため、手術を受けることを検討している方は、羞恥心からクリニック選びに迷う方も少なくありません。

同じ悩みを共有でき、どのようなことも相談しやすい環境が整う、男性スタッフが在籍しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

同性同士であれば、包茎に関するさまざまな悩みも気軽に相談できるため、包茎手術を躊躇することなく受けるための第一歩を踏み出しやすくなるでしょう。

これから包茎手術を受ける方は、医師をはじめ在籍するスタッフが全員男性だというクリニックを選ぶのがおすすめです。

真性包茎を治療する効果

実際に真性包茎の治療を行った場合、手術後にどのような効果を実感できるのか、以下に3点の効果についてご紹介します。

包茎手術を受けることを迷っている方はぜひ参考にしてください。

正常な性行為を行うことができる

真性包茎手術を受けた後は、平常時も勃起時も自然に亀頭を露出させられるため、正常な性行為を行うことができるようになります。

真性包茎のままで過ごしていたときに、パートナーとの性行為に対して感じていたコンプレックスの解消につながります。

また、手術を受け、治療を行うことで勃起時に痛みがなくなり、問題なく射精ができるなど、正常な性行為が可能となります。

さらに自分に自信を持てるようになるなど、良い効果を実感できるでしょう。

性病予防につながる

真性包茎の手術を受けると、亀頭が露出できるようになるため、ペニスを常に清潔な状態に保てるようになります。

そのため、ペニスが衛生的になり、性病や病気の予防につながるなど良い効果をもたらしてくれるでしょう。

性病はパートナーに感染させてしまうなどさまざまな問題を引き起こしてしまうため、真性包茎は手術によって治療を行うことをおすすめします。

手術を受けるか迷っている方は、一度クリニックで無料カウンセリングを受けてみましょう。

ストレスを解放することができる

真性包茎の手術は、包皮が正常に剥けるようになるので、排尿時に尿の飛び散りを改善する効果があります。

また、これまでペニスの悪臭や、包皮が被っているために不衛生な状態になることについて悩んでいた方は、さまざまなペニスへのストレスから解放され、自分に自信を持てるようになるでしょう。

このように、自身のストレスを解消して日常生活を送れるようになるため、真性包茎に悩む方はぜひ適切な治療を受けることをおすすめします。

真性包茎の治療は保険適用できる?

真性包茎の方は、包皮を剥くことができないために恥垢や精液のカスが溜まり、悪臭の原因になる可能性が高いと言われています。

また、陰茎がんや性病に罹患する恐れがあるなど、健康へのリスクがあると判断した場合、健康保険が適用されます。

ただし、健康保険が適用となる病院は、泌尿器科のみとなります。

しかし、中には保険適用外で自由診療扱いとして包茎手術を行う泌尿器科もあるため、事前にリサーチしておくことが大切です。

泌尿器科で保険適用による包茎手術を受ける際は、あくまで健康を重視した治療となるため、見た目や仕上がりにこだわりはありません。

美しさを重視する方は、包茎手術を専門に行う美容クリニックを利用し、保険適用外の包茎手術を検討されると良いでしょう。

真性包茎治療の値段相場

真性包茎の手術を希望している方にとって、実際にどのくらいの手術費用が必要になるかは気になるところではないでしょうか?

真性包茎治療を行う際の手術費用の相場は、一般的に15万円程度となります。

真性包茎は、ペニスを衛生的に保ち、性病などの感染症のリスクを抑え、性行為への問題を解消するためにも治療が必要な症状だと判断されています。

そのため、真性包茎の手術は健康保険の適用となり、実質負担額は2割・3割となります。

真性包茎の手術費の負担額が健康保険適用となるのは、泌尿器科で治療を受けた場合です。

美容クリニックは健康保険の適用外となり、自由診療扱いとなります。

真性包茎の手術を受けることを検討している方は、病院と美容クリニックの手術費用が異なるので注意しましょう。

何割の人が真性包茎なの?

私たち日本人の中で、57.9%の方が仮性包茎だと言われています。

また、真性包茎の方は2.1%と割合的に低い傾向にありますが、全体的にみても約60%の人が包茎に悩んでいることが分かります。

真性包茎は、平常時も勃起時も包皮が被った状態で剥くことができず不衛生な状態になり、病気のリスクが高くなります。

そのため、特に治療が必要な包茎の種類だと言えます。

このように、遺伝的な要素を持つ真性包茎の方が存在していることが分かります。

真性包茎に定義ってあるの?

真性包茎は、生まれたときから包皮を剝くことができない状態です。

また、遺伝的要素が強く、成長し大人になっても改善することが少ないと言われています。

成人しても包皮が被ったままの状態だと、亀頭が包皮と癒着し、亀頭の発育に影響を及ぼすだけではなく、恥垢がたまり、ペニスが不衛生な状態になります。

ひどい場合は悪臭を放ち、性病に罹患する恐れがあります。特に性行為の際は痛みを伴うこともあるなど注意が必要です。

なお、真性包茎は二次性徴の際、故意に剥いてペニスを洗わなかったこと、マスターベーションで亀頭の露出を行わなかったために起こることもあります。

このような包茎が真性包茎に該当します。

真性包茎自力で治せるのか

陰部に違和感を感じる画像真性包茎は、特殊な器具を使用して包皮を広げ、亀頭を露出させるなどセルフケアで行える場合もあります。

その際、ツルマキから販売されている「キトー君」を使用します。

キトー君は包皮輪を広げて亀頭が露出できるように使用する器具です。

使用による個人差はありますが、毎日朝晩使用継続すると、自然と包皮を剥けるようになります。

しかし、亀頭と包皮が完全に癒着している真性包茎の方は、キトー君を使用しても包皮を剥くことができない場合があります。

癒着がみられるような場合はセルフケアでは治すことはできません。

癒着がみられるという方は、泌尿器科や美容クリニックを利用して、適切な治療を受けることが大切です。

そのため、セルフケアで効果を感じられない方は、一度病院やクリニックを受診することをおすすめします。

真性包茎に対する女性の反応は?

平常時も勃起時も包皮を剥くことができない真性包茎の男性に対して、女性はいったいどのような思いを持っているのか、実際に真性包茎に悩む方にとって深刻な問題でもあります。

実際のところ、真性包茎の男性がパートナーであったとしても、見た目については気にしていない女性が大半です。

性行為の際に、正常なセックスが行えない、また、見た目に違和感があるなどのマイナスイメージを抱いています。

しかし、女性は包茎についての知識が乏しい方が多く、性行為の際にさまざまなことを感じる方が多い傾向にあります。

たとえば勃起時の見た目をはじめ、性病のリスクを疑うなど、結果的に真性包茎に対してあまり良い印象を持っていないことがうかがえます。

真性包茎の対策として子供の時からできることはある?

真性包茎は、生まれたときから、また、幼少期の頃から対策を講じることが大切です。

その際、包皮を意図的に「剥く」という動作として「ムキムキ体操」を行いましょう。

赤ちゃんの頃からおむつ替えを行うとき、包皮をつまみ、少しずつ剥くようにしてください。

また、赤ちゃんや幼少期から入浴のときに包皮を剥いて洗い、また戻す。そして剥いて出してまた戻す。という動作を繰り返し行いましょう。

このとき、冠状溝のあたりまで包皮を剥き、ペニスを清潔に洗うことが大切です。

常に清潔を保ち、炎症などが起こらないよう注意が必要です。

このように意識して包皮を剥いていくと、自然と包皮口が広がり、亀頭と包皮の癒着が起こりにくくなるなど、成長段階で真性包茎を予防する効果を期待できるでしょう。

真性包茎に関するよくある質問

ここからは、真性包茎に関してよくある質問について、回答とともにご紹介します。

真性包茎に対していったいどのような疑問を抱いているのか詳しくみていきましょう。

真性包茎とカントン包茎の違いは何ですか?

真性包茎とは、平常時や勃起時も亀頭に包皮が被さった状態の包茎をさします。

包皮口が狭く、亀頭と包皮が癒着している可能性が高く、自然に剥くことができない状態です。

カントン包茎は、包皮を剥いたままにしておく、あるいは無理に包皮を剥いた際、リンパ浮腫をきたし、元の状態に戻せなくなる包茎のことです。

いずれも性病や陰茎がんなどのリスクが高い症状のため、泌尿器科や美容クリニックを利用して早期治療が必要な包茎の種類だと言えるでしょう。

真性包茎の治療は何歳からできますか?

真性包茎は、赤ちゃんや幼少期から少しずつ剥いていくことで症状を改善する効果を期待できると言われています。

また、亀頭や陰茎の成長が終了するのは18〜20歳前後だと言われています。

それまでにペニスの症状の改善が見込めなかった場合、さまざまなリスクが生じる可能性があります。

リスクを考慮すると真性包茎の適切な治療が必要になるでしょう。

治療に適した年齢は18歳以上となり、包皮が自然と剥けない方は、真性包茎の治療を行うことをおすすめします。

真性包茎で日常で注意することはありますか?

真性包茎の方は、平常時や勃起時も包皮が被った状態です。

排尿時の尿や精液などのカスが溜まりやすく、不衛生になる傾向にあります。

日常生活においては入浴時に包皮を剥き、ペニスをきれいに洗うことを心掛けてください。

その際、包皮が元に戻らなくなることを防ぐためにも、元の状態に戻すことを忘れずに行いましょう。

また、性行為の際は膣内で摩擦が起こり痛みが生じる恐れがあるため、コンドームや潤滑ゼリーを使用して回避してください。

真性包茎の手術後痛みはどれくらいありますか?

真性包茎の手術を受ける際は、ゼリー状の麻酔をはじめ、テープ状の麻酔やスプレー式の麻酔を使用して施術を行うため、痛みを予防した治療が可能です。

痛みに弱い方も麻酔を使用するため安心感があります。

しかし、麻酔が切れた後2~3時間は鈍い痛みを感じるなど、人によってさまざまな症状が現れる可能性があるでしょう。

そのため、病院やクリニックによっては、施術部位の痛みを緩和するために痛み止めを処方してくれます。

処方を受けた際は、医師の指示通りに服用するようにしましょう。

手術にかかる時間はどれくらいですか?

真性包茎の手術を受ける際、包茎の状態によって個人差はありますが、手術には約40~50分の時間がかかります。

実際に手術を受ける際は、事前カウンセリングを行うため、すべての行程を含めると約90~120分を要します。

手術は日帰りでもできますか?

包茎手術は日帰りで行われます。

また、包茎手術の際に吸収糸を使用した場合は抜糸の必要性がないため通院はありません。

もしも抜糸が必要な施術を受けた場合は、術後、抜糸のために通院が必要となります。

手術の術式で通院の有無があるため、事前に確認の上で手術を受けるようにしましょう。

手術後の通院は必要ですか?

包茎手術を受けた後、術式によっては抜糸が必要な施術を行う必要があります。

そのため、術後2週間経過した際に通院し、抜糸を行いましょう。

もしも吸収糸を使用した包茎手術の場合は糸が溶けるため、通院の必要はありません。

真性包茎まとめ

ここまで真性包茎の詳細についてお伝えしてきました。

真性包茎についての要点をまとめると以下の通りです。

  • 真性包茎とは、平常時や勃起時にも亀頭の露出が困難な状態
  • 真性包茎の症状は、排尿障害や亀頭包皮炎・締め付けによる痛みがある
  • 真性包茎のリスクやデメリットは、亀頭と包皮が癒着して病気になりやすく悪臭の原因となる
  • 真性包茎の原因は、遺伝的要素が強い先天性だと考えられている
  • 真性包茎を治す方法には、外科手術や特殊器具による矯正・ステロイド軟膏の使用がある
  • 手術後の注意点は、入浴や性行為・飲酒など決められた期間を守り、患部に刺激を与えることのないようにする

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。