生理がこないのに腹痛に悩まされている女性は多い傾向にあります。辛いこうした腹痛の対処法はあるでしょうか。
生理がこないのに腹痛に悩まされた場合の正しい対処方法について詳しく解説します。
本記事では生理と腹痛の関係について、以下の点を中心にご紹介します。
- 生理がこないのに腹痛が続くのはどうして?
- 妊娠前の腹痛の特徴
- 生理痛の痛みにはピルがおすすめ
- 生理痛による対処法
- 生理に関するよくある質問
生理がこないのに腹痛になってしまう原因などを理解するためにもご参考にしていただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。
- 1 生理がこないのに腹痛が続くのはどうして?
- 2 妊娠前の腹痛の特徴
- 3 生理がこない理由
- 4 生理に関してはピルで解決しよう!
- 5 ピル以外の生理がこないときの対処法
- 6 生理に関するよくある質問
- 6.1 生理中の臭いが気になります。どうしたら良いですか?
- 6.2 生理中に性行為をしても良いですか?
- 6.3 生理中に死にたいような気持ちになります。どうしたら良いですか?
- 6.4 生理前・生理中に便秘になりやすいです。どうしたら良いですか?
- 6.5 生理の時にイライラするのですが、どうしたら良いですか?
- 6.6 生理がこなくて不安なときはどれくらい経ったら病院に行くべきですか?
- 6.7 生理がこないのを放置するとどうなりますか?
- 6.8 高校生なんですが腹痛がひどいです。どうしたら良いですか?
- 6.9 更年期なんですが腹痛がひどいです。どうしたら良いですか?
- 6.10 【オンライン診療をサポート】 MeDi+pill
- 7 生理 こない腹痛のまとめ
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生理がこないのに腹痛が続くのはどうして?
生理がこないのになぜ、腹痛が続くのでしょうか。こうした疑問を解消することで、不安な気持ちを取り除けるでしょう。
便秘
生理がきていないのに腹痛が襲ってくる原因は便秘かもしれません。便秘になると便で腸が塞がれます。溜まった便やガスを外に出そうと腸が動くことで痛みが出てきます。
この便秘が原因の場合は、左下腹部に痛みが起こることが多いのが特徴です。できるだけ早めに便秘改善薬などで対処しましょう。
蠕動痛
蠕動痛が原因で腹痛が起こることもあります。蠕動痛とは腸管の収縮が強いことで起こる腹痛で、生理前や生理中に起こりやすい腹痛です。
お腹を締め付けられるような痛みが続くことが多く、激しい痛みになることもあります。無理に体を動かすのでなく、体を安静に保って痛みが治まるのを待ちましょう。
排卵痛
生理がきていないのに腹痛が起こる場合は、排卵痛かもしれません。下腹部あたりが痛む場合は、排卵痛の可能性が高いと言えるでしょう。
排卵期に起こる女性もいれば、生理と生理の間にこうした痛みが起こる場合もあります。
PMS
生理がこないのに腹痛が起こる場合、PMSも疑ってみましょう。PMSは月経前の腹痛、生理前の子宮収縮によってお腹が痛みます。このPMSの場合は、大抵は月経の終了前や終了と共に腹痛はなくなります。
また、PMSは過度なストレスが原因で起こることもあります。精神的にイライラしていたり、睡眠が十分に取れていなかったりする場合にも発症することがあります。
痛みが出た場合はできるだけ安静にしておきましょう。また、できるだけ症状が出ないように、ストレスを溜め込まないことも大切です。
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妊娠前の腹痛の特徴
妊娠前にはどのような腹痛が起こるでしょうか。痛みの違いを理解しておけば、妊娠をしているかどうかが判断できるかもしれません。
生理痛のような痛み
妊娠をしているときの腹痛は、生理痛のような痛みに似ています。妊娠をしていると子宮の収縮が起こりますので、生理痛ととてもよく似た痛みになります。
痛みはチクチクやズキズキという痛みの他に、お腹を締め付けるような痛みが起こることもあります。
左右がひきつるような痛み
また、左右のお腹が引き付けられるような痛みが起こることもあります。妊娠をすると子宮が大きくなります。この大きくなるときに、お腹が引き付けられるような痛みが起こることが多いです。
赤ちゃんの成長と共に痛みの感覚も変わることがあります。
下腹部の痛み
妊娠をしていると下腹部がチクチクと痛みだすこともあります。また、同時にお腹が重く感じることもあります。
これは妊娠前の便秘により起こる症状です。
妊娠をするとホルモンバランスの影響で腸の運動が起こりにくくなり、結果的に便秘になりやすいです。
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生理がこない理由
生理がこなくなる理由には、さまざまなことがあります。ここからは生理がこない理由について解説します。
妊娠している
生理がこない理由として、真っ先に思い浮かぶのが妊娠でしょう。妊娠をしていれば、生理はきません。ただし、着床出血などで、少量ですが出血が起こる場合もありますので注意してください。
ただし当然ですが、妊娠をしている可能性は性行為が行われたかによります。性行為が行われていない場合で、生理がこないという症状は、別の理由が考えられますので注意してください。
生理が遅れている
生理がこない理由は、単純に生理が遅れているということもあります。生理不順が起こり遅れることはよくあることで、何度かそういった経験のある女性なら感覚的に慣れているはずです。
ただし、明らかにいつもよりも遅れている、生理不順ではないと判断した場合は、早めに医師に相談をするようにしてください。
生理不順を抱えている女性は多い傾向にあるため、体調の変化に気が付かず、いつもの生理不順だと間違った判断をしてしまうことがあります。
おかしいと感じた場合は、早めに医師に相談をし、トラブルが起こるのを防ぎましょう。
無月経になっている
生理がこない理由を生理不順だと判断している女性は多いですが、無月経になっている可能性もあります。無月経とはそのままずっと生理がこない状態が続きます。
一般的に妊娠をしていないのに3ヶ月以上生理がこない状況を無月経と言います。
早期閉経は若い女性でもなってしまう可能性がありますので、こうした場合も早めに医師に相談をするようにしてください。
早めに対処すれば、早期閉経を防ぐこともできます。
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生理に関してはピルで解決しよう!
生理に関する悩みは、ピルを利用して解決することもできます。個人差はありますが、ピルを上手に活用することで、今までの悩みを解決できるかもしれません。
生理不順には低用量ピルが効果あり
生理不順には低用量ピルが効果的です。低用量ピルは、服用しているときには生理はきません。そして服用をやめることで生理が起きます。
つまり、上手に低用量ピルを活用することで、生理のタイミングをコントロールできます。今までの生理不順に悩まされていた女性は、低用量ピルを上手に活用してみてください。
また、低用量ピルは排卵を制御する効果もあるとされています。制御することで、子宮内膜が厚くなることを防げますので、生理痛も起こりにくくなります。
月経量の緩和も期待できるため、生理痛が取り除かれるかもしれません。今までいつも生理痛に悩まされてきたという女性は、低用量ピルを服用するという選択があることを知っておきましょう。
無月経ではカウフマン療法も適用
無月経の場合には、カウフマン治療も適用されます。カウフマン治療とは、無月経の女性に対して正常な月経が起こるように促す治療です。
また、ホルモン治療など人工的に月経を促す治療として広く知られています。この治療には中用量ピルが使われることが一般的です。基本的にはカウフマン治療が行われるのは第2度無月経の場合です。
ただ、まれに第1度無月経でもカウフマン治療が行われる場合もあります。その女性のホルモンの状態やそもそもの体調などを考慮して中用量ピルが処方されます。
いずれにしても慎重に行われる治療のため、必ず医師の指示に従って中用量ピルを服用するようにしてください。無月経に悩んでいる女性には、有効な治療方法であることは間違いありません。
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ピル以外の生理がこないときの対処法
生理がこないときには、ピルだけに頼ることになるのでしょうか。ピル以外で生理がこないときの対処法もありますので、ぜひチェックしてください。
規則正しい生活を送る
生理と体調管理とは密接な関係にあります。不規則な生活が続くことで、生理が遅れることはよくあります。まずは、睡眠や食事、軽めの運動など規則正しい生活を送ることを目指してください。
睡眠はしっかりととり、また毎日決まった時間に起きるなどの対策も効果的です。
ストレスをためない
ストレスも生理に悪影響があります。過度なストレスを溜め込んでしまうことで、生理が遅れることもあります。
できるだけストレスを溜め込まないように注意し、またストレスを発散させる方法を身に付けておくことが重要です。
バランスの良い食生活を心がける
食事と生理も密接な関係にあります。正しく決まった時間に食事を行うことも大切ですが、バランスの良い食生活を心がけることも重要です。
ビタミン、ミネラル、タンパク質に至るまで、あくまでもバランスの良い食事を継続することで生理不順などを改善できます。また、女性にありがちな過度なダイエットは厳禁です。
漢方薬を飲む
生理不順などを改善するには、漢方薬を飲む方法もあります。漢方薬は婦人科で処方されることもありますので、実際に一定の効果があります。
ただし、漢方薬は体質によっては向き不向きがあります。自分の体質によっては全く効果がなかったというだけではなく、悪化してしまうリスクもあります。
漢方薬を服用する場合は、必ず専門の医師に事前に相談をして行いましょう。体調の変化などを感じたときにも報告するべきです。
また、漢方薬は長期間服用することで効果を発揮するものが一般的です。諦めることなく続けていきましょう。
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生理に関するよくある質問
生理に関する疑問を持っている女性は多いようです。生理に関するよくある質問をまとめていますので確認してください。気になっていたことが解決するかもしれません。
生理中の臭いが気になります。どうしたら良いですか?
生理中の臭いが気になってる女性は多い傾向にあります。こうした悩みを解決するには、まずはデリケートゾーンを清潔に保つことが一番です。
臭いが気になる場合は、できるだけ頻繁にナプキンを交換することや経血をトイレに行くたびに洗い流すなどの対処方法を行えば、臭いが軽減されることがあります。
また、デリケートゾーンが蒸れることで臭いが悪化することもあります。パンツスタイルではなく、スカートの方が通気性が良いためスカートに変えるという対処方法もあります。
生理中に性行為をしても良いですか?
生理中に性行為をしても良いのでしょうか。こうした疑問を持っている女性は多いかもしれません。結論を言えば、生理中に性行為をしても問題はないとされています。
ただし、生理中に性行為をしても妊娠をしないという間違った知識を持っている女性もいます。
生理中であっても妊娠をする可能性はあります。また、生理中の性行為により経血が子宮内に逆流することもあります。子宮内膜症のリスクが高まる恐れもありますので、注意する必要があります。
生理中に死にたいような気持ちになります。どうしたら良いですか?
生理中に死にたい、または急に涙が出たり怒りっぽくなってしまう症状になったことはありますか。中でも死にたいという感情が出た場合、不安な気持ちになるはずです。
こうした感情が普段に比べて安定しないのは、ホルモンバランスの乱れが起こるからです。生理中はホルモンバランスの変動が起こり、感情がコロコロと変わることがあります。
まずは、そうした死にたいなどの感情が起こるのはホルモンバランスの乱れが原因であることを理解してください。理解ができれば感情の変化に戸惑うことも少なくなります。
ただし、感情が悪いように悪化する場合は、早めに専門の医師に相談をするように心がけましょう。
生理前・生理中に便秘になりやすいです。どうしたら良いですか?
生理前、または生理中に便秘になってしまう女性は多いです。便秘になってしまう理由は、ホルモンバランスが大きく関係しています。
生理前や生理中は黄体ホルモンが活発になりますが、このホルモンは腸の働きを弱める働きもあります。また同時に生理前や生理中は体に栄養素を蓄えようと食欲が増す傾向もあり便秘に繋がります。
便秘を解消させるには、まずは水分をしっかりと取りましょう。また、生理痛が酷くなければ、軽めのストレッチなどを行い、腸の動きを高めましょう。ヨーグルトなどを摂取することも効果的です。
生理の時にイライラするのですが、どうしたら良いですか?
生理中のイライラをどうにかしたいと思っている女性は多いでしょう。イライラしてしまうのはホルモンバランスの乱れなどが原因ですが、こうしたイライラによって余計に体調が悪くなることもあります。
イライラしてしまう前に、早めに薬を服用する選択も必要です。生理痛を我慢して余計に症状が悪化するよりも、早めに薬を服用して快適に過ごした方が体に受ける負担は少ないです。
また、生理中でもできる限り規則正しい生活を送りましょう。規則正しい生活を続けることで、イライラのストレスが蓄積されにくくなります。
参考:生理によってどうしてココロのバランスが崩れるの!?
生理がこなくて不安なときはどれくらい経ったら病院に行くべきですか?
生理がこない場合には、どれくらい経って病院に行くべきでしょうか。不安な気持ちを抱えながら生活を送ることは大きなストレスになるでしょう。
一般的におおよそ25日から40日の周期で生理はきます。いつもきているこの周期に生理がこない場合は経過をしっかりと観察する必要があります。
そして、60日を超えても生理がこない場合は、早めに専門の病院に相談することをおすすめします。必ず60日を経過してからというわけではありませんが、60日を一つの区切りと考えておきましょう。
生理がこないと感じたときには、しっかりと体調の変化などを観察しておきましょう。
生理がこないのを放置するとどうなりますか?
生理がこないとそのまま放置することは危険です。生理がこない理由はさまざまですが、妊娠の可能性がない場合はホルモン異常の可能性があります。
そのまま放置してしまうと生理不順や無月経になる可能性もありますので、早めに専門の医師に相談をするべきです。また、長期間生理がこない状態を放置すると、ガンになるリスクもあります。
また、骨折をしやすい体質になる可能性もありますので、いずれにしても生理が長期間こない状態を放置するようなことはしないでください。
高校生なんですが腹痛がひどいです。どうしたら良いですか?
生理痛により腹痛が起こることはよくあります。生理痛による腹痛は、プロスタグランジンというホルモン物質が子宮を収縮させるためです。
同時に生理痛時は便秘になりやすいため、余計に痛みは増します。生理痛による腹痛に悩まされている場合は、我慢をしないで早めに薬を服用するという選択肢もあります。
生理中に薬を服用することに抵抗を感じる女性もいますが、腹痛による過度なストレスを感じ続けることは体によくありません。
不安であれば医師に相談をして適切な薬を処方してもらいましょう。早めに痛みを解消させるようにしてください。
更年期なんですが腹痛がひどいです。どうしたら良いですか?
更年期になっても生理にかかる腹痛が起こるのか疑問に感じている女性は多いかもしれません。しかし、更年期による腹痛や腰痛はよくある症状です。
これはエストロゲンの減少により自律神経が乱れてしまうことが原因です。また、加齢により体力の低下や腹筋の低下なども痛みが酷くなる原因とされています。
ただ、こうした原因以外にも排巣腫瘍などの可能性もあります。いずれにしても痛みが耐えきれないほどになる前に、医師に相談をしましょう。
早めに診察を受ければ、痛みによる強いストレスを受けにくくなります。
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生理 こない腹痛のまとめ
ここまで生理と腹痛の関係性について詳しく解説しました。この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 生理痛の痛みは便秘の可能性もある
- 生理がこない理由は妊娠以外にもある
- 生理痛にはピルの服用が有効
- 正しく生理を起こすなら規則正しい生活を送ることが重要
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。