皆さんは「ヤーズ」という薬を知っていますか?
聞いたことはあるけれど、どんなものなのか知らない方も多いかもしれませんね。
また、使ってみたいけれど、詳しい効果や副作用などがわからず、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ヤーズはピルの一種で、女性ホルモンを含有する薬剤です。
こちらの記事ではヤーズについて詳しく解説します。
この記事でお伝えするのは
- ヤーズって何?
- ヤーズの効果
- ヤーズの副作用
- ヤーズの飲み方
- ヤーズの購入方法
- ヤーズの値段
です。
また、ヤーズについてのよくある質問にも答えていますので、ぜひ最後までお読みください。
ヤーズとは?
ヤーズは、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(LEP製剤)とよばれる薬剤です。
LEP製剤(Low dose Estrogen Progestin)は、低用量ピルと同じ成分で作られていますが、エストロゲンの使用量が低用量ピルよりも少ない超低用量ピルです。
ヤーズは主に月経困難症の治療に用いられ、避妊目的には使用されません。
ヤーズの効果
ヤーズにはどんな効果があるのでしょうか。
3つの主な効果についてご説明します。
月経困難症の治療
ヤーズは主に月経困難症の治療のために使用される薬です。
月経困難症とは、月経のたびに生理痛、頭痛、腰痛や吐気などの症状が現れ、時にはその症状が重いために生活に支障をきたす病気です。
月経が終わると症状もなくなります。
これらの症状の原因は「痛み成分」とよばれる、プロスタグランジンという物質です。
プロスタグランジンは子宮内膜から分泌されます。
子宮内膜が厚くなればなるほど、プロスタグランジンもたくさん分泌されます。
妊娠せずに不必要になった子宮内膜は剥がれ落ちて体外に排出されますが、この時プロスタグランジンは子宮を収縮させ、剥がれた子宮内膜を経血として体外に排出する働きをします。
この時にプロスタグランジンの量が多いと、子宮が過度に収縮し腹痛や頭痛、腰痛などの不快な症状がおきます。
ヤーズは排卵を抑制し、子宮内膜が厚くなるのを抑える作用があります。
そのため、プロスタグランジンを過剰に生成するのも抑えられ、子宮の収縮運動を抑制して生理痛などの月経困難症の症状を軽減します。
子宮内膜症の予防や改善
ヤーズは子宮内膜症の予防や改善にも効果が期待できます。
子宮内膜症は、子宮の内側だけにできるはずの子宮内膜が、卵管や卵巣などの子宮の外側にも出来てしまう病気です。
ヤーズに含まれる黄体ホルモンは排卵を抑制し、子宮内膜の増殖を抑えます。
継続してヤーズを服用することにより、子宮内膜症を予防したり、改善したりできます。
PMSの症状の改善
ヤーズはPMS「月経前症候群」を改善する効果も期待できます。
PMSとは、月経の3〜10日前頃に起こる身体的、精神的な不快な症状のことです。
人により症状は様々で、頭痛、腹痛、むくみ、肌荒れのような身体的な症状やうつの傾向、イライラ、精神不安定など精神的な症状などがみられます。
PMSの原因は、はっきりとは分かりませんが、ホルモンバランスの急激な変動によるものとされています。
ヤーズに含まれる黄体ホルモンと卵胞ホルモンによって、体内のホルモン量が調整されれば、ホルモンバランスが安定します。
ヤーズの服用により、ホルモンバランスが安定し、PMSの症状も軽減できます。
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ヤーズに避妊効果はないの?
ヤーズはLEP製剤、超低用量ピルです。
ヤーズ、フリウェルなどを含む超低用量ピルは、日本国内では避妊用のピルとしての使用は認められていません。
しかし、超低用量ピルに含まれる女性ホルモン量は、経口避妊薬と比べると少ないのです。
ヤーズは月経困難症の治療などを目的に処方されるものです。
避妊を目的でピルを服用する際は、医師と相談の上、経口避妊薬を処方してもらいましょう。
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ヤーズの特徴
ここからはヤーズの特徴についてみていきます。
他のピルと比べていくつか特筆すべき点があるので確認してみてください!
ヤーズは第4世代・1相性のピル
ヤーズは第4世代、1相性(そうせい)の超低用量ピルです。
ピルは作られた時期によって配合されている黄体ホルモンの種類が違います。
配合されている黄体ホルモンの種類によって、第1世代から第4世代に分けられています。
その他の有効成分として、エチニルエストラジオールが0.02㎎配合されています。
また、ピルは1シート中の錠剤に女性ホルモンが均等に配合されているものと、段階的に変えられているものがあります。
配合量が変えられているのは、体内のホルモンバランスの変化により近くしているためです。
その段階によって1相性から3相性までに分けられます。
1相性のヤーズは、1シート中の女性ホルモンはすべて均等に配合されています。
ヤーズは休薬期間が短い
ヤーズは休薬期間が短いことで体内のホルモンの変動が少なく、副作用が抑えられるということが特徴の1つです。
プラセボは有効成分が配合されていないので、服用している7日間は休薬期間です。
ヤーズは1シート28錠で作られますが、淡赤色の実薬は24錠、白色のプラセボは4錠です。
休薬期間が4日間と一般的なピルよりも短いのが特徴です。
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ヤーズの副作用
ヤーズは他のピルに比べ副作用が少ないといわれますが、全くないわけではありません。
副作用の出かたは、個人によって症状も強さも様々です。
ヤーズの主な副作用の一部は次の通りです。
不正子宮出血 | 性器出血 |
下腹部痛 | 頭痛 |
悪心 | 吐気 |
胃痛 | 下痢 |
めまい | 乳房痛 |
また、重大な副作用に血栓症があります。
突然の足の痛みやしびれ、激しい頭痛、突然の息切れや胸の痛みなどの症状がある場合はすぐに医師に診察してもらいましょう。
ヤーズの服用中に、体調の崩れや普段と違う症状がある場合は、医師に相談することが大切です。
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ヤーズとヤーズフレックスは何が違うの?
ヤーズフレックスは、ヤーズと同じ第4世代の超低用量ピルです。
配合されている成分はヤーズと同じで、ドロスピレノンが3㎎、エチニルエストラジオールが0.02㎎が配合されています。
ヤーズとヤーズフレックスは、同じ成分構成ながら承認されている効果と、服用方法に違いがあります。
ヤーズとヤーズフレックスの違いはどんなところかご説明します。
1シートの錠剤構成が違う
ヤーズは1シート28錠のうち24錠が実薬で4錠がプラセボです。
1シートに4日間の休薬期間があります。
ヤーズフレックスは1シート28錠すべて実薬で有効成分が配合されています。
よって、休薬期間は何も服用しないことになります。
ヤーズフレックスは1シートの実薬の数が違い、休薬のタイミングも違うため、連続して服用できる期間が大きく違っています。
連続服用可能な日数が違う
日本国内では、ヤーズフレックスが低用量ピル、超低用量ピルの中ではじめて連続使用が認められました。
最長120日間連続して服用できるのが、ヤーズとの大きな違いです。
服用者の出血に合わせて休薬期間を4日間とります。
最長120日まで連続で服用できますが、例えば60日目に出血があったら4日間の休薬をし、リセットすることが必要です。
服用初期には、ホルモンバランスの乱れなどで120日間出血なく過ごせることは少ないと言われます。
連続使用ができると、休薬期間に多くみられる頭痛や骨盤痛、乳房痛などのホルモン関連症状が軽減できるとされています。
保険適用の範囲が違う
ヤーズは24日間の実薬服用の後4日間の休薬期間があるので、休薬期間内に出血があります。
月経困難症の治療に効果が期待できますが子宮内膜症の痛みを抑えることはできません。
ヤーズフレックスは、出血に合わせて休薬期間をもうけます。
そのため、28日周期で服用する場合と比べ、長期の服用ができるので、出血の回数や日数を少なくでき、それに伴う痛みや症状も軽減できます。
ヤーズフレックスの効果は、月経困難症の治療と子宮内膜症の痛みの軽減です。
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ヤーズの飲み方
ヤーズはどのように服用する薬でしょうか。
ヤーズを服用する際に注意が必要なこともみてみましょう。
初めての服用はいつから?
ヤーズを初めて服用する場合は、月経の第1日目から服用します。
ヤーズは主に月経困難症の治療を目的に使用されます。
生理が始まって日数が経ってしまうと、その時の生理に対して月経困難症の症状緩和の効果が出づらくなります。
服用は生理の初日が望ましいといえます。
毎日決まった時間に服用する
ヤーズだけでなく、ピルを服用する際は毎日決まった時間に服用するようにします。
まず飲み忘れを防ぐという効果が期待できます。
ピルを服用することで、体内の女性ホルモンの濃度は強制的に変化させられます。
毎日同じ時間に忘れることなく服用すると、女性ホルモンの濃度を安定した状態に保つことができます。
そのために、ピルの効果がきちんと発揮されます。
もちろん、時間が過ぎてしまっても飲むことを思い出したときに服用することは大切です。
28日周期での服用が大事
ヤーズは、1シート28日分の薬剤がセットされています。
期間をあけずに1シートずつきちんと服用することが大切です。
厳密にいえば生理ではなく「消退出血」と呼ばれる出血です。
休薬期間に女性ホルモンの服用がなくなるため、子宮内膜が剥がれて経血のように体外に出されるための出血です。
大事なのは、4日間の休薬期間が終わったときに出血があっても無くても、次の新しいシートのヤーズを飲み始めることです。
続けて服用することで、ヤーズの効果をきちんと得られるでしょう。
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ヤーズはどこで買える?
ヤーズを服用してみたいと思ったとき、どこで購入すればよいでしょう。
ヤーズの購入について解説します。
ドラッグストアや薬局では買えない
現在、ヤーズなどのピルは、ドラッグストアや薬局で購入することはできません。
日本国内でピルは市販薬として販売が許可されていません。
ピルを購入するには医師の処方箋が必要です。
医師の診察を受けて、処方箋をもらい、処方箋を扱っている薬局やドラッグストアで購入します。
ピルが身体に与える影響は決して小さくなく、また副作用の問題などもあります。
ピルを購入する際は、きちんと医師の診察を受け、自分の体質や症状に合ったものを処方してもらうことが大切です。
クリニックで購入できる
一番確実な方法は、産婦人科や婦人科のクリニックに行って処方してもらうことです。
しかし、すべてのクリニックですべてのピルを扱っているわけではありません。
ヤーズも扱っていないクリニックはあるので、診察を受ける前に確認することが必要です。
オンラインでも買える
現在、ヤーズなどのピルはオンラインでも購入できるようになりました。
オンラインで診察するクリニックが増えてきたからです。
オンラインでもきちんと医師の診察を受けられ、処方箋だけをもらうのではなく、薬剤も配送してくれるクリニックが多くあります。
ヤーズを購入したいけれど、クリニックに行けないという方にはとても便利なサービスです。
注意点としては、クリニックに通うときと同じで、ヤーズを扱っていないオンラインクリニックもありますので、事前に調べましょう。
詳しくはこちら!
オンラインでも買える!「MeDi+pill」
オンラインでもピルが買える、おすすめサービスを紹介します!
MeDi+pill
画像出典:MeDi+pill
MeDi+pillは、生理中の気分の変化、肌荒れ、眠気、妊娠など女性特有の悩みを専門に扱っているサービスです。
初診からオンライン診療を実施しており、通院も必要ありませんので気軽に診療を受けられます。
また、長期で利用するほどお得になるシステムを提供しており、お財布にも優しいサービスです。
オンライン診療であるものの、副作用やピルの適正の説明、アフターケアなども充実しています。
MeDi+pillのおすすめポイント
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初診からオンライン診療
MeDi+pillでは、MeDi+pillで一度も診療を受けたことがない方に対しても、初診から電話によるオンライン診療を実施しています。
アプリのダウンロードや会員登録は不要のため、スムーズに診療を受けられるのが利点です。
具体的なオンライン診療の流れは以下の通りです。
- 自身の情報を入力し、スマホで予約する
- 事前問診にて体調や今の悩みなどを回答する
- 担当者からの電話により診療を受ける
- 薬の処方が決定し、自宅へ配送される
低価格
ピルを低価格で提供しています。
さらに、3ヶ月コース、6ヶ月コースを選択した場合、通常¥550の送料がかかるところが無料となります。
診察料も無料です。
充実したアフターフォロー
ピルを処方して終わりではなく、ピルを服用中に体調などに不安が生じた際は担当者が相談に応じてくれるため、満足にご利用いただけます。
MeDi+pillの詳細情報
特徴 | ・初診からオンライン診療 ・充実したアフターフォロー |
魅力 | 診察料¥0、送料¥0でオンラインピル処方 |
予約方法 | オンライン診療予約はこちら |
営業時間 | 平日・土日祝 11:00~23:00 |
定休日 | なし |
住所 | オンライン診療のみ実施 |
アクセス | オンライン診療のみ実施 |
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ヤーズをオンラインで購入するメリット
ヤーズをオンラインで購入することに、どんなメリットがあるでしょうか。
詳しくみてみましょう。
通院のための時間や経費がかからない
ヤーズを処方してもらいたいけれど仕事などが忙しく時間がない、という方も多いのではないでしょうか。
それに伴う交通費も節約できます。
クリニックによっては、オンラインなら夜遅くまで診察予約を受け付けるところもありますので、時間のない方にはおすすめです。
クリニックが近くに無くても購入できる
ヤーズを購入したいけれど、自宅の近くに処方してくれるクリニックのない方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、オンラインでの購入が便利です。
また、引っ越しなどの理由で、今まで通っていたクリニックから遠くなり、通えなくなってしまった場合なども、オンラインクリニックなら続けてヤーズの購入が可能です。
プライバシーが保てる
ヤーズを購入したいけれど、クリニックに行くのがためらわれたり、どうしても気がすすまなかったりする方も多いのではないでしょうか。
そんな時、オンラインならば自宅で診察が受けられ、周りの人達に知られることなくヤーズを購入できます。
また、配送のときに商品名にピルであることを記名せずに送ってくれるクリニックもあります。
各クリニックは、患者のプライバシーを守ってくれますので、自分の希望に合ったクリニックを選んで利用しましょう。
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ヤーズの値段
ヤーズを服用したい場合、どのくらいの値段で購入できるのか気になりますね。
ヤーズの値段について調べました。
ヤーズは、超低用量ピルです。
超低用量ピルの値段は低用量ピルと比べると高めです。
ヤーズは月経困難症の治療に使用されます。
治療目的の場合は、保険が適用され3割負担で購入が可能です。
ヤーズ、ヤーズフレックスの値段の相場
薬品名 | 値段(保険適用外) | 値段(保険適用) |
ヤーズ | 7,000円~1万2,000円前後 | 2,000円前後 |
ヤーズフレックス | 7,500円~1万2,500円前後 | 2,500円前後 |
(全て税込み)
保険の適用があるかないかで、値段が大きく変わります。
保険適用が希望の場合は、医師に相談しましょう。
他の低用量ピルや超低用量ピルの値段についても参考のため表にします。
ピルの種類 | 薬品名 | 値段(保険適用外) |
超低用量ピル | ルナベルULD | 1万円~1万2,000円 |
フリウェルULD | 7,000円~7,500円 | |
ジェミーナ | 1万2,000円~1万2,500円 | |
低用量ピル | トリキュラー | 3,000円~3,500円 |
マーベロン | 3,000円~3,500円 | |
ファボワール | 3,000円~3,500円 |
(全て税込み)
超低用量ピルと低用量ピルを比べると値段の違いがよくわかります。
ピルを処方してもらう際は、クリニックに通う場合もオンラインでの処方の場合も、ピルの費用だけでなく初診料、診察料、配送料(ピル配送の場合)などがかかります。
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ヤーズの服用で不正出血はある?
ヤーズを服用し始めると、不正出血することがあります。
不正出血とは、生理時以外に性器から出血することをいいます。
すると女性ホルモンの分泌量が減少し、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌量も少なくなります。
プロゲステロンは子宮内膜が剥がれ落ちないようにする働きがありますが、分泌量が少なくなることで、子宮内膜を保持する働きが弱くなり不正出血を引き起こします。
これは、体がヤーズの服用にまだ慣れていないために起こる出血です。
体内のホルモンバランスの変化によるもので、過度な心配は必要ありません。
ヤーズを2〜3ヶ月服用し続けると、体が慣れてきて治まるものです。
しかし、痛みがあったり、3ヶ月以上服用したのに止まらないなどの場合は、ヤーズの服用とは関係のない病気の可能性も考え、医師の診察を受けることをおすすめします。
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ヤーズを服用する上での注意点は?
ヤーズを服用するうえで、気を付けなければならないのが副作用です。
特に血栓症には注意が必要です。
ヤーズの特徴の項目でもご説明しましたが、血栓症は副作用のなかでも重大な症状を引き起こしかねません。
厚生労働省の報告によると、平成25年から26年1月に、ヤーズの服用と関係が疑われる血栓症による3件の死亡例があったということです。
厚生労働省は、ヤーズの服用により血栓症が疑われる症状がみられた場合は、すぐに服用を中止し、救急医療機関を受診するようにと注意喚起しています。
【血栓症が疑われる症状】
下肢の急激な痛み | 突然の息切れ |
むくみ | 胸の痛み |
激しい頭痛 | 手足の脱力 |
じんましん | 視力の急激な低下 |
言葉がうまくしゃべれない |
以上のような症状がある場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
診察を受ける際は、ヤーズを服用中であることを忘れずに医師に報告してください。
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ヤーズに関するよくある質問
こちらでは、ヤーズに関するよくある質問にお応えします。
ヤーズは保険が適用されますか?
ヤーズは排卵を抑制し、子宮内膜が厚くなるのを防ぐ効果が期待でき、月経困難症の治療に関して認可を受けています。
したがって、月経困難症の治療に対しては保険が適用されます。
保険が適用されると、3割の負担でヤーズを購入できます。
月経困難症の治療以外の目的での使用は保険適用外です。
ヤーズを飲み忘れました。何時間までなら大丈夫ですか?
当日分も、いつもと同じ時間にきちんと服用してください。
次の日からは、通常通りに服用します。
2日以上服用し忘れた場合も、気づいた時点で前日の1錠といつもの時間に1錠服用します。
飲み忘れたのがプラセボの場合、飲み忘れた分は飲まずに、当日分から続けて服用します。
ただし、休薬期間は4日間ですので、飲み忘れた分はそのまま飲まず、4日の休薬期間が終わったら、新しいシートを飲み始めます。
飲み忘れには注意が必要です。
ヤーズ服用中に生理はいつ来る?
厳密にいうと、生理とは少し違った出血で、「消退出血」と呼ばれます。
生理は排卵後、妊娠しなかったために不要になった子宮内膜が、経血として体外に排出されるために起こります。
ヤーズは女性ホルモンを含有した薬剤で、服用すると排卵を抑制します。
体はホルモンバランスの変化で妊娠している状態と同じになり、生理が来なくなります。
しかし、休薬期間には女性ホルモンの服用がなくなるので、子宮内膜が剥がれ落ち、出血がみられます。
これが「消退出血」です。
28日のうち4日間は休薬期間なので、この間に消退出血が起こります。
ピルの使用に年齢制限はありますか?
ピルが使用できるのは、月経がはじまってからなので10〜12歳前後です。
また、40代になると、処方しないクリニックも多くあります。
これは副作用の血栓症のリスクが高くなる年齢や、生活習慣などによります。
同じ理由で、35歳以上で1日に15本以上の喫煙の習慣がある方には処方されません。
ピルを服用する際は、きちんと医師の診察を受け、服用できるかどうかを判断してもらいましょう。
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ヤーズのまとめ
いかがだったでしょうか。
超低用量ピルのヤーズについて詳しく解説してきました。
この記事のポイントは
- ヤーズ(ヤーズ配合錠)は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが配合された超低用量ピル
- ヤーズは月経困難症の治療薬として処方されることが多く、避妊効果は無い
- ヤーズの複写王としては、血栓症や頭痛、吐き気などが挙げられる
- 月経の第1日目から服用し、毎日決まった時間に服用することが大切
- ヤーズは処方箋がないと購入できない
- ヤーズは保険が適用されれば、2000円前後で購入可能
以上です。
生理の不快な症状は我慢しがちですが、毎日の生活を少しでも快適にするために、ピルの服用を考えてみてはいかがでしょうか。
この記事が皆様の快適な生活の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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