生理痛を緩和したい方必見!食べ物やツボ、ピルを使った解消法を紹介

  • 2022年9月30日
  • 2022年9月30日
  • ピル

「生理痛がつらくて、なかなか眠れない」「生理痛がひどくて、仕事に集中できない」など、生理痛に悩まされている人は多いでしょう。

生理痛のひどい痛みやその他の症状を和らげるためには、食事法などに気を付ける必要があるのです。

本記事では生理痛の緩和について以下の点を中心にご紹介します。

  • 生理痛を緩和するおすすめの食べ物
  • 生理痛を緩和するおすすめの飲み物
  • 生理痛を緩和するツボ押し
  • ピルや鎮痛剤の服用による生理痛の緩和

生理痛の緩和について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

目次

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生理痛を緩和するおすすめの食べ物

生理痛を緩和したいときは、体を温めて血行を良くしてくれたり、ホルモンバランスを整えてくれたりする食べ物を摂ることが大切です。

生理痛を緩和するおすすめの食べ物3選を紹介していきます。

 

大豆製品

生理痛がひどいときは、大豆製品を積極的に摂取するといいでしょう。

大豆製品には、体内の女性ホルモンと似た働きをする「イソフラボン」という健康成分が入っています。

生理痛にはホルモンバランスの乱れが大きく関わってくるのですが、女性ホルモンはホルモンバランスを整える役割をするため、大豆製品を摂取したときも同じように生理痛が緩和されるというわけです。

そのため、納豆、豆乳、豆腐、味噌など、大豆製品を積極的に食べることを心がけましょう。

 

鉄分を含む食品

生理中は、鉄分を含む食品を積極的に食べましょう。

女性は毎月の生理とともに、鉄分が失われて貧血になりやすいです。

そのため、外から鉄分を摂取する必要があります。

具体的には、レバー、ひじき、ほうれん草、赤身肉など、鉄分を多く含む食品を食べましょう。

また、鉄分の吸収率を向上させるビタミンCを多く含む食品と一緒に摂ることもおすすめです。

レモンやブロッコリーなどはビタミンCを多く含むので、ぜひ鉄分を多く含む食品と一緒に摂取しましょう。

 

マグネシウムを含む食品

生理痛を緩和したいなら、マグネシウムを多く含む食品を摂取した方がいいでしょう。

マグネシウムは子宮の収縮を抑えられるため、生理痛の緩和が期待できます。

マグネシウムが多い食品を下記にまとめたので、参考にしていただければ幸いです。

  • 納豆、豆乳などの大豆食品
  • 昆布やのりなどの海藻類食品
  • アーモンドやナッツなどの種実類食品

上記の食品を毎日の食事で意識して摂るようにすることをおすすめします。

 

生理痛を緩和するおすすめの飲み物

生理中は、体を温めて血行を良くする飲み物を飲むことが大切です。

ここでは、生理痛を緩和するおすすめの飲み物について紹介します。

 

ホット豆乳

生理中は、ホット豆乳を積極的に飲みましょう。

前述したとおり、豆乳などの大豆食品には、生理痛を和らげる「イソフラボン」という成分が入っています。

また、豆乳を温めることによって、生理痛の悪化を防ぐこともできるのです。

冷たいまま豆乳を飲んでもいいですが、せっかくですから温めてから飲むことをおすすめします。

 

ココア

生理痛がひどいときは、ココアを飲むことを心がけましょう。

ココアは生理中に失われる鉄分を多く含む食品なので、貧血の予防になるのです。

また、ココアには「ポリフェノール」と呼ばれる、血管を拡張させる働きのある成分が含まれています。

そのため、体を温められて生理痛の緩和が期待できるのです。

ココアはカロリーが少し高めなので、ダイエットをしたい人は飲み過ぎに注意しましょう。

 

ハーブティー

生理痛を緩和したいなら、ハーブティーがおすすめです。

ハーブティーの心を癒してくれる香りに包まれながらホッと一息つくだけでも、リラックスした時間を過ごせます。

また、ハーブティーの中には、血行を促進させるものが多いです。

例えば、カモミールティーやジンジャーティー、ローズマリーティーなどが挙げられます。

ハーブティーはスーパーなどでも気軽に購入できるので、気になる人はぜひ試してみてください。

 

生理痛の緩和にはツボ押しも有効

生理痛がつらいときは、気軽に試せるツボ押しがおすすめです。

ここでは、生理痛の緩和に有効なツボ押しの方法について紹介します。

気海(きかい)

気海(きかい)は、おへそから指2本分下のところにあります。

東洋医学の腎(じん)や脾(ひ)と関連が強いツボであり、生理不順や生理痛の緩和に効果的です。

 

関元(かんげん)

関元(かんげん)は、おへそから指4本分下のところにあるツボであり、別名で「丹田(たんでん)」ともいわれます。

下腹部に血液を送る働きがあるので、体を温めたいときに有効なツボです。

 

中極(ちゅうきょく)

中極(ちゅうきょく)は、おへそから指5本分下あたり、または、恥骨上端から指1本分上にあります。

生理痛の緩和や泌尿器系のトラブルの改善などに有効なツボです。

 

手軽にできる生理痛の緩和方法

ここでは、生理痛の緩和方法3選について紹介します。

自宅で簡単にできるものをピックアップしたので、ぜひ試してみてください。

体を温める

生理痛の緩和方法として、体を温めることが挙げられます。

生理痛を改善するポイントは、体を温めて血行を良くすることです。

そのため、カイロや布団を使って体を温めたり、ココアやハーブティーなどの温かい飲み物を飲んだり、お風呂などに入って深部温度を上げたりすることをおすすめします。

逆に、夏に冷房の効いた部屋で過ごしたり、冷たい飲み物を大量に摂取したり、冬に薄着で過ごしたりすると生理痛が悪化するので、このような体が冷えることは控えるようにしましょう

軽い運動やストレッチ

生理痛を改善したい場合、ストレッチや軽い運動をすることをおすすめします。

体を動かすと全身の血行が良くなるため、生理痛の緩和が期待できるでしょう。

また、運動はストレスを発散できるので、生理中のイライラや抑うつ状態からリフレッシュできます

ただし、頭痛や関節痛・筋肉痛の症状がひどい場合は、無理に体を動かす必要はありません。

ゆっくりと体を休めて、心身ともにリラックスさせてあげましょう。

ピルの服用

生理痛が起こる原因として、プロゲステロンの分泌量が多いことによる、血液排出時の必要以上の子宮の収縮が挙げられます。

ピルを服用すると、プロゲステロンの分泌を抑えることで生理痛も抑えてくれます。

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鎮痛薬を飲む

「どうしても生理痛が我慢できない」「動けないくらいつらい」という人は、鎮痛薬を服用しましょう。

生理中に薬に頼るのは抵抗がある女性は意外に多いです。

しかし、つらい痛みに我慢してストレスを抱えている方が体に悪い場合もあります。

つらいときには無理せず、鎮痛薬の利用も検討しましょう。

ストレッチも生理痛の緩和に有効

重い生理痛の痛みや体のだるさを解消できるエクササイズがあれば知りたいですよね。

ここでは、生理痛の緩和に役立つストレッチ方法について紹介します。

 

腸腰筋のポーズ

まず紹介するのが、腸腰筋をゆるめ、生理痛を解消するヨガです。

腸腰筋のポーズの手順を以下にまとめました。

  1. まずは「気を付け」のポーズを取って、まっすぐな姿勢で立ちます。
  2. 右脚を大きく一歩前にして膝を曲げ、踏み出した脚に体重をかけます。

このとき、肩から膝までがまっすぐになっているのが理想です。

  1. そして、両手をあげて上体を起こした状態で10秒間キープしましょう。

この手順を反対の脚でも行います。

毎日の習慣にして、日々の生理痛を解消しましょう。

 

ねじりのポーズ

次に紹介するのが、上半身をねじることで血流を改善させる「ねじりのポーズ」です。

ねじりのポーズの手順を以下にまとめました。

  1. 両脚を伸ばして座ります。
  2. 左の脚を立てて、胸に引き寄せます。
  3. 左脚の足の裏を右脚の外側に置きます。
  4. 左手をお尻の後ろに置いて、体を支えます。
  5. 息を吐きながら、右手で左の膝を抱えて目線を後ろに置きます。

この手順を反対の脚でも行います。

このヨガをするときは、自然な呼吸を繰り返すことを心がけるといいでしょう。

 

スワンのポーズ

最後に紹介するのが、股関節周りをほぐして生理痛を緩和させる「スワンのポーズ」です。

スワンのポーズの手順を以下にまとめました。

  1. 座った状態で、左脚を後ろに引きます。
  2. 両手を床に置いて、体重をかけます。
  3. 両手を使って、もとの正座の体勢に基ります。

②の時に、息を吐きながらゆっくりと上体を下げるといいです。

この手順を反対も行います。

体が硬い人はきついストレッチになるので、くれぐれも無理はしないようにしてください。

 

生理痛に関するよくある質問

最後に、生理痛に関するよくある質問について答えていきます。

同じような悩みを持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

生理についてどこに相談すればよいですか?

生理について悩んでいるときは、婦人科に受診して医師に相談するといいでしょう。

婦人科ならば、女性の体のほとんどの悩みを相談できます。

婦人科に行くのが手間だったり、時間がなかったりする人は、インターネットを活用しましょう。

おすすめは、厚生労働省が運営している「ヘルスケアラボ」です。

引用元:厚生省ホームページ「女性の健康推進室」 ヘルスケアラボ

健康相談窓口やトラブルの対処法について丁寧にまとめられているので、ぜひ参考にしてみてください。

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夜中に生理痛が出たらどうすれば良いですか?

夜中に生理痛が出て眠れない場合は、まず横向きで寝転がり、膝を曲げて抱えましょう

また、血行を良くして生理痛を緩和するために、下腹部や腰をカイロなどで温めます。

しばらくしたら、生理痛がだいぶ良くなるはずです。

これでも生理痛が収まらない場合は、市販の鎮痛剤を服用してみましょう。

また、婦人科系の病気を発症している可能性もあるため、婦人科への受診を検討してみてください。

 

学校にいるときに生理痛に見舞われたらどうすれば良いですか?

学校にいるときに生理痛に見舞われたら、担任の先生に相談して保健室で休むことをおすすめします

担任の先生が女性の場合は、生理痛について話せばいいですし、男性の先生だったら「お腹がすごく痛いです」と伝えればいいです。

保健室に行くことに抵抗がある人は「事前に鎮痛剤を飲んでおく」「使い捨てカイロなどでお腹を温める」「トイレで休みながら授業を受ける」などの方法があります。

そもそも生理で体調が悪い場合は、無理して学校に行く必要がないので、あまりにも生理痛がひどい場合は、学校を休むことを検討してみてください

 

生理痛は完全には治せますか?

完全とはいい切れませんが、ほとんど痛みを感じることなく生理を終えることは可能です。

生理痛を感じない人は、規則正しい生活を送っている傾向にあります。

例えば、栄養バランスの取れた食事を摂っている、夜更かしをしない、適度なストレスを抱えていないなどです。

根本的な生活スタイルを変えれば、生理痛に悩まされることはほとんどなくなるので、ぜひ規則正しい生活を心がけましょう。

 

生理痛が緩和しないのは病気ですか?

日常生活に支障をきたす生理痛が続く場合は、月経困難症という病気の可能性があるでしょう。

月経困難症には「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」があります。

機能性月経困難症は、ストレスや冷えが原因とする生理痛のため、そこまで問題がありませんが、器質性月経困難症は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などの子宮の病気が原因で起きるため、放置しておくと大変危険です。

そのため、器質性月経困難症が疑われる場合は、婦人科を受診し、適切な治療を受けましょう。

 

生理痛が重い月と軽い月があるのは普通ですか?

月によって生理痛にムラがあるのは、普通のことなので安心してください

女性ホルモンは、ストレスや生活リズム、周囲の環境の変化によって変化しやすいので、子宮の状態は毎月の生理のたびに異なります。

生理痛が重い月は、生活リズムが乱れていたり人間関係のストレスに疲れていたのかもしれません。

あまりにも生理痛がつらい場合は、鎮痛薬を服用するようにしましょう。

 

生理痛がひどいときに婦人科に受診しても良いですか?

もちろん婦人科に受診しても良いです。

前述したとおり、生理痛がひどいときは「器質性月経困難症」という病気の可能性があります。

痛みが強くなったという症状の他にも、痛み止めが効かなくなったり出血量が多すぎたりする場合は、器質性月経困難症かもしれません。

そのため、生理痛がひどい場合は、迷わず婦人科に受診するようにしましょう。

初診料を含め、保険診療で3割負担の場合は、1万円程度で診療してもらえますよ。

 

生理痛がひどくて鎮痛剤が効かないのですが、どうすれば良いですか?

生理痛に鎮痛剤が効かないなら、婦人科に受診して薬を処方してもらいましょう

鎮痛剤が効かない場合は、月経困難症という病気が隠れている可能性があります。

そのため、婦人科に行って、一度検査してもらった方がいいのです。

おそらく月経困難症の治療に使用されるピル、もしくはジェノゲストが処方されるでしょう。

どちらが処方されるかは病院によって異なるので、気になる人はぜひ2つの薬の違いについて調べてみるといいかもしれません。

 

低用量ピルで、どのくらい生理痛が軽くなりますか?

ほとんどの場合は、低用量ピルを服用すれば生理痛はほぼ解消されます

生理痛が起こる原因は、プロゲステロンの分泌量が多いことです。

プロゲステロンの分泌量が多いと、血液を排出するときに子宮が収縮しすぎてしまうため、痛みが起こってしまいます。

しかし、ピルを服用すれば、プロゲステロンの分泌が減少するので、子宮が収縮する動作を抑制してくれるので、生理痛が収まるのです。

低用量ピルを内服しても生理痛が収まらない場合は、そのままにせず再度医師に相談するようにしましょう。

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生理と生理の間に、生理痛のような痛みがあるのですが?

生理と生理の間に、生理痛のような痛みがあるのは、排卵痛が原因かもしれません。

生理でもないのに、お腹の下がチクチクして痛むことってあると思いますが、その症状がまさしく排卵痛なのです。

排卵痛とは、卵子が卵巣を破って外へと飛び出す際に感じる痛みのことであり、排卵の日やその前後1〜2日の間に起こります。

生理痛と同様、痛みが強い場合は婦人科に行って早めに検査を受けましょう。

 

生理痛を緩和する方法まとめ

 

ここまで、生理痛を緩和する方法について紹介してきました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。

  • 生理中は、食事に気を配ったりストレッチを有効活用してみたりすると、生理痛が緩和させる
  • 生理痛の緩和に効くツボ押しもあるので、有効活用すること
  • 生理痛がひどいときは、鎮痛薬を飲むようにしよう

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。