ピルはどこで買える?おすすめのクリニックについても解説します!

  • 2022年9月22日
  • 2023年2月3日
  • ピル
ピルが欲しいけれど、どこで買えるのか分からない、、

そんな方もいらっしゃるかと思います。
ピルには避妊効果だけでなく、生理痛の緩和や生理不順の改善など様々な効果があります。
ただ実際にピルを使用したいと思っても、どこで購入したらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、ピルがどこで買えるのかを徹底解説します。
ピルに関するよくある疑問も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【オンライン診療をサポート】 MeDi+pill

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・オンライン診療 ・LINE登録者数40,000人超(2022年7月時点) ・豊富な種類のピルを扱っている

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ピルはどこで買える?

ピルは薬局やドラッグストアでは購入できません。
医師の診療を受けた後に、クリニックで買うことができます。
一体それはなぜなのでしょうか?
以下で詳しく解説していきます。

ドラッグストアや薬局では買えない

注意!
ピルは日本のドラッグストアや薬局では買えません。
  • 医薬品は医療用医薬品と一般医薬品に分けられます。
  • 一方、一般医薬品は風邪薬や頭痛薬など、ドラッグストアや薬局で個人での購入が可能な医薬品です。
POINT!
ピルは医療用医薬品に分類されているため、日本で購入するには医師の診察を受けて処方せんを出してもらう必要があります。

海外ではドラッグストア等で入手できる国も多いですが、日本ではピルの市販は禁止されています(2022年現在)。
ピルの市販化についての議論は、ここ最近になって活発になってきています。

  • 特にアフターピル(緊急避妊薬)のスイッチOTC医薬品(医師による処方せんが必要な「医療用医薬品」からドラッグストアなどで購入できる「一般医薬品」や薬剤師が対面で説明し販売できる「要指導医薬品」変更された医薬品)へ向けた要望は厚生労働省の検討会でも議題として取り上げられています。
  • しかしながら、「日本では性教育が遅れていて、使用者のリテラシーが不十分である」や「安易な販売でアフターピルの悪用や乱用などへの懸念が広がる」などの理由で、スイッチOTC医薬品への移行は否決されています。

クリニックで買える

ピルはドラッグストアや薬局では購入できません。
産婦人科など専門のクリニックなどで医師の診察を受け、処方せんをもらうことで購入できます。
WHO(世界保健機構)によると、初経があればピルを服用してよいことになっています。

POINT!
生理が始まれば服用可としているので、10〜12歳の小学生でも服用することは可能です。
注意!
しかし、どのクリニックでもピルを処方してくれるとは限りません。

年齢に関しては法律で決まっているわけではないので、クリニックによって異なります。
18歳未満の未成年はそもそも受診できないクリニックや、保護者の同席や同意が必要なクリニックもあります。
アフターピルなど特に緊急性の高い薬によっては年齢制限なしに、医師による診察、処方を行っているクリニックもあります。

また、男性はどのクリニックでもピルの処方を受けられません。

男性1人で診察を受けたり、パートナーなどの代理としてピルの処方を受けたりはできません。

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ピルは診察を受けた本人が使用するという前提があるからです。
注意!
インターネットで個人輸入や通販などの販売サイトがありますが、そこでピルを購入するのは非常に危険です。

偽薬の可能性や体に異変を起こす混入物が入っている可能性もあります。
副作用が出たときに対処できないので、クリニックの受診をしたほうがよいです。

オンラインでも買える

ピルを処方してもらうには、クリニックを受診する必要を説明してきました。
ピルを処方してほしいけれど、

  • 仕事や学校、育児などが忙しくてクリニックに通院する時間が作れない
  • 近くにピルを処方してくれるクリニックがない
  • 産婦人科などのクリニックに出入りするのに抵抗がある

など様々な理由でピルの処方をあきらめてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方々におすすめなのがオンライン診療でピルを処方してもらう方法です。
以前のオンライン診療では、初診は原則対面での診療が必要でした。

  • しかし、コロナウィルスの感染拡大を受けて、2020年4月から「新型コロナウィルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」という厚生労働省からの発令により、初診からオンライン診療が可能になりました。

オンライン診療に関しては、導入している場合と導入していない場合があります。
ピルを初回に処方する場合には、副作用の有無を詳細に確認する必要があります。

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そのため、オンライン診療を行っていても血液検査やエコー検査が必要になり、初回の診療でピルを処方してもらえない場合もあるので、確認をしてからオンラインでの診察を受けるようにしましょう。

ピルが買えるおすすめのクリニック5選

スタイルの良い女性画像

オンラインでピルが購入できるおすすめのクリニックを7つご紹介します。
価格はもちろん、最短発送日や支払方法など、ぜひ参考にしてみてください。

Medi+

DMMオンラインクリニック

スマルナ

メデリピル

ケイ・レディースクリニック

的野ウィメンズクリニック

クリニックフォア


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ピルをオンラインで買うメリット

ピルをオンラインで購入するメリットに関して、ご紹介します。

通院や診察にかかる時間や手間が省ける

ピルをオンラインで購入する1番のメリットは、通院や診察にかかる時間や手間が省けることです。

オンライン診療のメリット
オンライン診療では予約から診察、ピルの処方、お薬の受け取りまでをほとんどの場合自宅できます。
通院できるクリニックが近くにないという方も診察を受けられます。
注意!
また、低用量ピルなどの服用は長期間になることが多いです。
基本的に毎日服用になるので、4週間に1回程度はクリニックを受診する必要があります。
雨の日や生理中など、外にあまり出たくない日であってもオンライン診療なら自宅で受診できます。

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オンライン診療では、自分の都合に合わせて受診できるため女性の負担が減ります。

産婦人科などのクリニックへの通院に抵抗があっても受診できる

産婦人科などピルを処方してくれるクリニックへの通院に抵抗がある方も多いと思います。
オンライン診療は人目を気にせず受診できるのも大きなメリットの1つです。

オンライン診療のメリット
通院しているところを誰かに見られたり、病院の待合室などで知り合いに会ったりということも避けられます。
また、対面で医師とやり取りをするのに緊張するという方もいらっしゃると思います。
POINT!
自宅や自分の落ち着ける場所からスマホ越しに医師と会話できるので、落ち着いて受診できます。

落ち着いて受診することで、自分の状態などをしっかりと医師に伝えられ、相談もしやすい環境を作れます。

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ピルは種類によって体質に合わないなど副作用もある薬なので、医師ときちんと話し合うことが大事です。

診察を受ける医師を選べる場合がある

通常、通院でクリニックを受診すると担当医というのは選べないことが多いです。
しかしオンライン診療では、担当する医師を選べる場合があります。

男性医師か女性医師か、また医師を直接指名できるクリニックもあります。

人によって、男性とのほうが話しやすいタイプもいるでしょうし、女性のほうが話しやすいというタイプの方もいると思います。
ホームページ上に指名できる医師の名前と写真、プロフィールなどが載っているクリニックもあります。
見た目で相談しやすそうな医師を選ぶことも可能です。
また、それぞれの医師の口コミなども参考にして、担当医を選べるクリニックもあります。

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しっかりと相談できる医師を選ぶのも大事です。
Medi+pillでは、ご自身に合った医師をお選びいただけます。

ピルが買えるクリニックの選び方

ピルが買えるクリニックはいくつもありますが、どのように選んだらいいか解説していきます。

価格から選ぶ

低用量ピルの価格は、一番価格帯の低い種類で2,500円~4,000円(1シート28日分)が相場になります。
クリニックによって、初診料、診察料1,000円〜3,000円、その他検査の費用もかかる場合があります。
低用量ピルは数か月から数年、服用する必要があるので続けられる価格で受診できるクリニックに通うのがよいです。

配送の早さから選ぶ

オンライン診療でクリニックを受診する場合、処方されたピルは自宅に配送されることが多いです。
最短当日発送、または翌日発送がオンライン診療に力を入れているクリニックでは多くなっています。
基本的には診察料、薬代等の決済完了後の発送です。

クリニックによっては定期便を導入しており、うっかり薬が切れてしまうことがないよう配慮されています。
基本的には、ポスト投函が多く不在であっても受け取りが可能です。
クリニックによっては、品名をお品物と記載して配慮してくれるところもあります。

配送料の有無もクリニックによって異なります。
配送料の相場は600円程度と考えておくとよいと思います。
アフターピルなど緊急性の高いピルをオンライン診療で処方してもらう場合は、配送待ちよりもすぐに処方せんを発行してもらい、調剤薬局で薬を入手するほうが早く手にはいります。

オンライン診療であっても最短で翌日や翌々日に薬が到着するクリニックが多いので、服用までに時間がかかるということもあまりありません。
クリニックによって細かな違いがあるので、詳細は確認しましょう。

ピルの種類から選ぶ

ピルには色々な種類があり副作用も出やすいことから、自分にあった薬を選ぶことが重要です。
クリニックによって、多くの種類のピルを取り扱っているところもありますし、数種類限定のところもあります。
扱っている種類が少なくても、自分に合うピルが見つかれば問題ありませんし、以前、服用したことがあり、合うものが分かっていればそれを扱っているクリニックであれば問題ないと思います。

ピルは黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンが配合された薬です。
そのうち低用量ピルは大きく分けて4種類あります。

・第一世代(ノルエチステロン):出血量が減りやすく月経困難症のコントロールに向いている
・第二世代(レボノルゲストレル):不正出血が減り安定した生理周期を作りやすい
・第三世代(デソゲストレル):男性ホルモンの抑制効果でニキビや多毛症も改善
・第四世代(ドロスピレノン):月経困難症や子宮内膜症の治療薬、副作用が少ない

初めて受診するのであれば、扱っているピルの種類が多いクリニックを選ぶというのも一つの方法です。

営業時間で選ぶ

土日や夜間でも営業しているクリニックならば、いつ副作用があらわれても心強いです。
また、ピルは継続服用が必要な薬でもあります。
平日の日中が仕事で忙しい方でも、24時間、土日祝日営業しているクリニックなら時間を選ばず受診できてより利用しやすいでしょう。
ピルの副作用が心配な方や平日忙しい方は、営業時間でピルを購入するクリニックを決めても良いかもしれません。

医師で選ぶ

初めてピルの購入を検討される方や持病のある方、副作用が心配な方は、在籍する医師でピルの購入場所を決めるのも方法の一つです。
用法用量、副作用、料金のことなどをしっかりと説明してくれるかどうかなども見極めるポイントの一つでしょう。

お得に購入できるサービスで選ぶ

オンラインでピルを処方してもらえるサービスの中には、定期配送制度などでお得にピルを購入できる場合があります。
先ほども述べたように、ピルは継続服用が必要となる薬でもあるため、少しでも料金を抑えたいですよね。
ピルの購入を検討する際には、ぜひお得な制度がついているかどうかも参考にしてみてください。

オンラインでのピルの買い方

ピルを購入するまでどのような流れがあるか順をおって解説していきます。

STEP1:クリニックを選ぶ

ピルを処方してくれるクリニックは多数あります。

まずは、その中から自分が受診するクリニックを選びます。

先ほど、ピルを購入する場合のクリニック選びについてご紹介しました。
クリニックによってオンライン診療を行っているところもあります。
オンラインで受診を希望するのか、通院して医師と対面で診察を受けるのか。
初回は対面で診察を受けて、その後にオンラインに切り替えるという方法もあります。

月経困難症や子宮内膜症の治療目的以外での受診では、保険が適用されない自由診療になります。
低用量のピルを服用する場合など、期間が長期に渡ります。
クリニックによって薬の購入費用も異なるので、できれば安く受診できるクリニックがよいのではないでしょうか?

また、クリニックによって薬の受け取り方も異なります。
通院すれば、院内処方か調剤薬局での処方になります。

オンライン診療では、薬は宅急便などで配送されるので、時間や手間を考えて、自分が受診しやすいクリニックを選びましょう。
ピルの種類もクリニックを選ぶ際の重要なポイントになります。

出来るだけ多くのピルの種類を使っているクリニックの方が、自分に合うピルが見つかる可能性が高いです。
その辺りをきちんと比較してクリニックを選ぶとよいと思います。

STEP2:問診

どのクリニックで受診するか決めたら、初診の予約を取ります。
クリニックによって、電話、Web、アプリなど予約方法が異なります。

オンライン診療を多く行っているクリニックでは、スマホ1台で予約からピルの処方、購入までを行えることが多いです。
診察を受ける日時が決まり、通院する場合にはその時間にクリニックに直接足を運んで受付を済ませます。

オンライン診療では、予約時間にスマホで対応できるようにして待ちます。
クリニックでピルを購入するには、問診があります。
産婦人科での問診票は、普通のクリニックの問診に加えて初経年齢や最終月経の日付など特有な項目もあるので、受診する前に確認しておくことをおすすめします。

オンライン診療での問診票は、通院する場合に比べて事前の問診の項目数が多く、細かく聞かれることがあります。
その問診票を見て、診察が行われるので、正確にしっかりと答えておくことで、その後の対応がスムーズに進みます。
通院による対面診察では医師と直接話して診察を受けます。

必要があれば、検査を行ったのち、ピルの処方がされます。
特に腹痛などの症状などが無ければ、検査もなく処方してもらえることが多いです。

オンライン診療では、まず問診票をもとに看護師さんと会話して確認することが多いようです。その後、医師と交代して診察を受ける形が多いです。
オンライン診療は対面ではないので、検査はありません。

STEP3:検査

クリニックに直接通院して受診する場合、自由診療でのピル購入は特に症状が無ければ検査しなくても処方してくれることが多いです。
月経困難症や子宮内膜症で保険適用の治療を受ける場合には、超音波検査や血液検査、MRI検査、腹腔鏡検査を受ける必要があります。
検査の予約がすぐに取れるクリニックなら当日中に検査を受けて帰ることもできますが、別日に検査のために通院する必要な場合もあります。

オンライン診療では、基本的には検査はありません。
しかし、問診や診察をして、医師が必要であると認めた場合、クリニックに訪れて検査を受ける必要があります。

対面での診察では、血圧と体重の測定は毎回必須になっています。
ピルの服用が適切におこなわれているか、体に異変が起こっていないかをチェックするのに必要なためです。
婦人科特有の内診のような検査は、基本的なピルの処方では必要ではありません。

特に激しい腹痛があるというような症状がなければ血圧と体重のみの検査が通常です。

また、エコーのようなお腹の上からできる検査もあるので、検査に抵抗のある方は、医師に相談してみましょう。

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Medi+pillでもオンライン診療を行っています。
気になる方は、ぜひ一度診察予約してみてください!

何のピルを買えば良い?種類ごとの効果・副作用・値段とは?

ピルには非常に多くの種類があります。
種類によって効果や副作用、値段も異なります。
どれを選んでいいか分からないという方もいらっしゃると思いますので、ピルの種類や特徴を解説していきます。

ピルの種類①:中用量ピル

ピルには、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2種類の女性ホルモンが含まれています。
中用量と低用量のピルの違いは、エストロゲンの配合量の差です。
中用量ピルのほうがエストロゲンの配合量が多くなります。
中用量ピルは1錠にエストロゲンが50ナノグラム、低用量ピルは50ナノグラム以下になっています。

中用量ピル使用の目的、用途

まず、中用量ピルは月経移動に用いられます。
旅行、運動会、試験など大事な日程に月経が被らないように中用量のピルの服用で、生理を早めたり遅らせたりできます。

また中用量ピルは緊急避妊薬として用いられる場合もあります。
現在は、アフターピルとして処方されるのはノルレボやエラが主流ですが、ヤッペ法と呼ばれる服用方法で性行為後72時間以内に2錠服用、その12時間後に再度2錠服用します。

月経困難症や子宮内膜症改善のため、処方される場合もあります。

注意!
効果も大きいですが、副作用も出やすいです。
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保険適用の場合もあります。

中用量ピルの副作用

中用量ピルの副作用には次のようなものがあります。

吐き気、嘔吐 不正出血
湿疹 食欲不振
食欲不振 下痢、便秘
乳房の張り 腰痛
眠さ、倦怠感 眠さ、倦怠感

含有するホルモンの量が多いため、低用量ピルに比べると副作用が出やすいです。
吐き気止めなどを同時に処方してもらうのが良いかもしれません。

中用量ピルの価格

中用量ピルの価格は、以下の通りです。

薬名 平均相場価格(1シート)
プラノバール 約5,000円(税込)

ピルの種類②:低用量ピル

低用量ピルはもっともメジャーなピルです。
主に経口避妊薬や生理のトラブル用に処方されます。

POINT!
中用量ピルにくらべて、ホルモンの含有量がすくないため、副作用が出にくいです。

低用量ピルは21錠タイプと28錠タイプに分類されます。

21錠タイプ

21錠全てにホルモンが配合されているピルのことです。
そのため、21日間連続服用した後は、7日間の休薬期間をとる必要があります。

  • 休薬期間とは、ピルの服用をお休みする期間のことで、この期間中に消退出血が見られます。

7日間休薬した後は、次のシートに移りまた服用を開始します。

28錠タイプ

28錠タイプは、21錠がホルモンを含み、残りの7錠は偽薬(プラセボ)となっています。
そのため、休薬期間後にピルの服用再開を忘れることがありません。

 

なお、低用量ピルは配合される黄体ホルモンの種類によって4つの世代に分類されます。
以下で詳しく見ていきましょう。

世代 薬名
第一世代ノルエチステロン シンフェーズ、フリウェルLD、ルナベルLD(ULD)
第二世代レボルノゲストレル トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユ
(ジェミーナ)
第三世代デソゲストレル マーベロン、ファボワール
第四世代ドロスピレノン ヤーズ、ヤーズフレックス

第一世代の低用量ピル

第一世代のピルは、ノルエチステロンを含みます。
低用量ピルの第一世代にあたる薬は、以下のものになります。

薬名 平均相場価格(1シート)
シンフェーズ 約2,500円(税込)
フリウェルLD 約1,600円(税込)
ルナベルLD 約2,000円(税込)

特徴、効果

第一世代の低用量ピルには、黄体ホルモンであるノルエチステロンが配合されています。
日本で最初に製造承認された低用量のピルです。

生理痛の緩和効果にも優れていて、生理時の出血の量を減らす効果も期待できます。
避妊や月経困難症、またニキビや肌荒れの改善に使用されます。
ルナベルは月経困難症で保険適用があります。

副作用

不正性器出血が他の薬と比べると多く見られるのが特徴です。

不正性器出血 むくみ
頭痛 過敏症
悪心 発疹

第二世代の低用量ピル

第二世代のピルは、レボルノゲストレルを含みます。
低用量ピルのうち、第二世代にあたる薬は以下のものです。

薬名 平均相場価格(1シート)
トリキュラー 約3,000円(税込)
アンジュ 約2,500円(税込)
ラベルフィーユ 約2,500円(税込)
ジェミーナ 約2,500円(税込)

特徴、効果

第二世代の低用量ピルには、黄体ホルモンであるレボルノゲストレルが配合されています。
第一世代の低用量ピルに比べ、エストロゲンの総量が減っています。
生理周期の調節性も向上しています。

副作用

第一世代と比較すると。不正性器出血の割合は低下しています。

血栓症 乳房の張り
吐き気 むくみ
食欲不振 ニキビ
頭痛 下痢

第三世代の低用量ピル

第三世代のピルは、デソゲストレルを含みます。
低用量ピルのうち、第三世代に当たる薬は以下のものです。

薬名 平均相場価格(1シート)
マーベロン 約5,000円(税込)
ファボワール 約4,000円(税込)

用途、効果

第三世代の低用量ピルには、黄体ホルモンであるデソゲストレルが配合されています。
第二世代の低用量ピルに比べ、エストロゲンの総量が減っています。
男性ホルモン(アンドロゲン)の作用抑制効果が見込めるため、多毛症やニキビに悩む女性の改善にも期待がもてます。

副作用

頭痛、乳房の張りの割合は低下しています。

血栓症 腹痛
吐き気 下痢
食欲不振 むくみ

ピルの種類③:超低用量ピル

超低用量ピルは、低用量ピルよりもエストロゲン(卵胞ホルモン)の配合量が少ない薬です。
低用量ピルの一錠に含まれるエストロゲンは50㎍以下でしたが、超低用量ピルに含まれるエストロゲンは、30㎍以下になります。
薬に含まれるホルモンの量が少ないので、副作用が低用量ピルに比べ出づらいと言われています。

低用量ピルでは副作用が強すぎた方や、初めてピルの処方を受けるときに処方されることも多いのが特徴です。

薬名 平均相場価格(1シート)
ルナベルULD 約9,000円(税込)
フリウェルULD 約6,000円(税込)
ジェミニーナ 約2,500円(税込)
ヤーズ 約10,000円(税込)
ヤーズフレックス 約12,000円(税込)

副作用

超低用量ピルは、含まれるホルモン量が他のピルに比べて少ないため、副作用が出る割合も低くなっています。
副作用が出ないということではないので注意は必要です。

血栓症 乳房の張り
吐き気 むくみ
頭痛

ヤーズの特徴

超低用量ピルに分類されるヤーズですが、他のピルにはない特徴があります。
他のピルにはない抗ミネラルコルチコイド作用があり、むくみにくいといわれています。

他のピルは実薬が21錠ですが、ヤーズは実薬が24錠になっていて、ホルモンの変動が少なく、ホルモンが減少したときの副作用の軽減が期待できます。

ヤーズフレックス

ヤーズフレックスは、ヤーズの姉妹薬です。

ヤーズフレックスはヤーズの特徴を持ちながら、ピルを連続服用することにより、月経自体の回数を減らす目的を持っています。
最大で120日間、月経が来るのを休止させ、途中出血が3日間続いたら4日間薬の服用を停止します。

生理の回数が減少するので、生理時特有のつらさが軽減できる可能性があります。

ピルの種類④:アフターピル

アフターピル(緊急避妊薬)は避妊に失敗してしまったときや、性的被害などで妊娠をする確率を大幅に下げる薬です。
通常のピルは、避妊のためには常時の服用が必要ですが、アフターピルの場合は、性行為後の服用で避妊の効果が期待できます。

薬名 平均相場価格(1回分)
プラノバール 約5,000円(税込)
ノルレボ 約15,000円(税込)
レボノルゲストレル 約10,000円(税込)
エラ 約12,000円(税込)

ヤッペ法

中用量ピルプラノバールをすぐに2錠服用し、12時間後に再度2錠服用します。

アフターピルとしての価格は安いですが、副作用が強く出ることがあることと、避妊できる確率が他のアフターピルに比べて下がります。
副作用として吐き気を催す場合が多く、薬の服用後に嘔吐してしまうと再度服用する必要があるため、吐き気止めを一緒に処方してもらうことも多い薬です。

性行為後24時間以内の服用で避妊阻止率は77%程度と言われています。

レボノルゲストレル法

処方されたレボノルゲストレル(ノルレボ)を1錠、性行為後から72時間以内に服用します。
副作用も出ることもありますが、ヤッペ法に比べると確率も低くなっています。

72時間以内の服用で効果はありますが、服用するタイミングは早い方がより避妊の効果は高くなります。
一般的に24時間以内であれば95%、72時間以内で85%程度になります。

ノルレボは先発医薬品で、レボノルゲストレルはジェネリック医薬品です。

エラ

エラ(ウリプリスタル)は、性行為後120時間以内に1錠服用することで、高い避妊効果のある薬です。
日本では、緊急避妊薬としてまだ認可されていませんが、海外では、その効果や安全性は高く評価されています。

認可薬ではないため、クリニックによっては処方しないところもあります。
性行為後72時間以内の服用で95%、120時間以内で85%程度避妊の効果が得られると言われています。
エラは服用することで体のホルモンバランスを大きく変化させるため、約半数の方が3〜21日の間に消退出血の症状がみられます。

ピルの種類⑤:ミニピル

日常的にピルを使用したい女性でも、エストロゲン(卵胞ホルモン)の副作用が出てしまう方もいます。
また肥満や喫煙者の方だと血栓症のリスクが高く、低用量のピルの処方を受けられない方もいます。
そういった方にも処方できるのがミニピルになります。

平均相場価格
ミニピル(セラゼッタ等) 約3,500円(税込)

ミニピルの仕組み

低用量ピルに含まれているエストロゲンが含まれてなく、プロゲステロン単独の薬です。
そのため、POP(Progestogen-Only Pill)とも呼ばれます。

ミニピルの有効成分であるデソゲストレル(黄体ホルモン)には排卵を抑える効果があります。
また、子宮内の粘膜を変化させて精子の侵入を防ぐ効果もあります。
子宮内膜症の治療にも広く使われています。

ミニピルの服用方法

ミニピルは正しく服用することで、低用量ピルと同様の避妊などの効果が期待できます。

ただし、毎日同じ時間に飲む必要があります。
最後にミニピルを服用してから36時間経過してしまうと、飲み忘れになり効果がなくなってしまいます。
12時間の飲み遅れの猶予を過ぎてしまうと、また避妊の効果が出るまで1週間程度かかります。

ミニピルの副作用

エストロゲンが含まれていないため血栓症のリスクが低いと一般に言われています。

不正出血 月経不順
吐き気 乳房の張り
頭痛 抑うつ

買ったピルはどう飲めば良い?ピルの服用方法

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ピルは毎日決まった時間に1日1錠飲む必要があります。

注意!
用量を守らなかったり飲み忘れが続いたリすると効果が見られなかったり、予想外の副作用が発生したりする場合があるので注意しましょう。

なおピルの服用開始時期は、生理初日から飲み始めるDay1スタートと生理初日後の最初の日曜日から飲み始めるSundayスタートがあります。

Day1スタート

Day1スタートとは、生理開始後24時間以内にピルを服用する飲み方です。
生理開始初日ではなくても、生理開始から5日以内に服用開始できれば、生理痛やPMSの改善が期待できます。
なお、避妊効果に関しては7日間連続服用した後からしか効果が望めないので、注意してください。

Sundayスタート

Sundayスタートとは、生理が開始した週の日曜日からピルを服用する飲み方です。
日曜日に生理が開始した場合は、その日からピルを服用し始めます。
休薬期間中におとずれる消退出血が休日と被らないため、生理を気にせず土日に予定を入れることができます。

ピルを飲み忘れた場合

ピルを飲み忘れた場合は、経過時間によって対処方法が異なるので注意しましょう。

1日以内

ピルの飲み忘れに1日以内で気付いた場合、飲み忘れに気付いた時点で忘れた分の1錠を飲みましょう。
そして、その日に服用する分の1錠は定刻通り飲みましょう。

2日以内

2日以内にピルの飲み忘れに気付いた場合、飲み忘れに気付いた時点で、忘れた分の2錠を飲みましょう。
その日は2錠のみで、翌日から定刻通り服用するようにしましょう。

注意!
1日にピルを3錠以上飲んではいけません。

3日以上

3日以上ピルを飲み忘れてしまった場合は、生理が来る可能性があります。
生理が来た場合、使用途中のピルのシートをやめて、新しいシートのピルを服用し始める必要があります。

注意!
また、3日以上ピルの飲み忘れが続いた場合は避妊効果はほぼないので、別の方法で避妊する必要があります。

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ピルを買う際の注意点

「ピルはインターネット上で安く購入できる。」

このような言葉を目にすることもあるかと思います。
しかし、こういったクリニックを通さず、ピルを購入することはとても危険です。
ネットでの購入の危険性について少し解説します。

個人輸入は危険!

ピルの購入は、ネットや個人輸入でした方が安いなどの文言を目にする機会もあると思います。
しかし、ピルなどの薬をネット上で個人輸入することは大変危険です。
一般的に個人輸入や通販で薬を購入すると、偽薬である確率は10〜30%あると言われています。
偽薬にも種類があり

  • 有効な成分が入っていないもの(または含有量が異なる)
  • 有効な成分も入っているが、体に害を与える重金属や毒物が混入しているもの
  • 重金属や毒物

こういった薬を服用してしますと、避妊などの効果が得られないだけでなく、自分の体に健康被害が出てしまうことさえあります。

日本製のきちんとした薬剤であれば、医薬品副作用被害救済制度で万が一のことがあっても救済の対象になりますが、個人輸入した場合はもちろん対象になりません。

価格が安いことはありますが、その薬の安全性に全く信頼をおけないので、個人輸入するのではなく、きちんとクリニックで受診することをおすすめします。

保険適用について

また、ピルには保険診療が適用される場合と自由診療になる場合があります。

保険診療になるケースは、月経困難症子宮内膜炎の治療のためにピルが処方される場合です。
保険診療にならず自由診療になるケースとしては、避妊目的、月経前症候群(PMS)の改善、大人ニキビなど肌荒れの改善などのためにピルが処方される場合です。

月経困難症とは、月経(生理)期間中に下腹部痛や腰痛といった一般的な月経(生理)痛に加えて、お腹の張り、吐き気、食欲不振、頭痛、倦怠感、動悸、めまい、いらいら、下痢、およびうつ症状なども含まれます。

月経困難症は機能性月経困難症と器質性月経困難症に分けられます。
  • 機能性月経困難症は、初経から2〜3年経過後から始まることが多く、月経の1日目から2日目の出血量が多い段階で症状が強く現れます。
  • 器質性月経困難症は、初経から5年以上経ってから発症することが多く、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫など原因となる疾患があります。
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このような症状に対して、保険診療でピルの処方をしてもらえるクリニックもあるので、相談してみるとよいでしょう。

ピルはどこで買えるのかに関するよくある質問

ピルに関するよくある質問を以下にまとめましたので、参考にしてください。

ピルを飲んではいけない方はいますか?

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以下のような方はピルを服用するのを避けたほうが良いでしょう。
以前、ピルを服用してアレルギー反応を起こしたことがある方 原因不明の異常出血がある方
妊娠中、また妊娠の可能性がある方 高血圧症の方
出産後、授乳中の方 重度の肥満の方
自分と家族に肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患など血栓にともなう病気にかかったことがある方

服用に注意が必要な方もいます。

  • 肝機能障害、心臓病、腎臓病などの疾患をお持ちの方
  • 喫煙者
  • 糖尿病の方
  • 40歳以上の方の初回投与

医師との問診で既往歴などを詳しく聞かれますが、きちんと伝えましょう。

ピルはほかの薬と併用しても大丈夫ですか?

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ピルの効果に影響を与える薬やサプリメントがあります。

禁忌

  • ヴィキラックス配合錠:C型肝炎の薬

ピルの効果を弱める薬

  • 抗てんかん薬:バルビツール酸系、ヒダントイン系
  • 抗生物質:テトラサイクリン系、ペニシリン系
  • 抗結核薬:リファピシンなど
  • 抗HIV薬:エファビレンツなど
  • 催眠鎮痛薬:バルビタール系など

ピルの効果を強めてしまう薬

  • 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェンなど

ピルによって効果が弱まってしまう薬

  • モルヒネ
  • インスリン製剤
  • 血糖降下剤
  • 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェンなど

ピルによって効果が強まってしまう薬

  • 副腎皮質系ステロイド剤
  • 免疫抑制剤

ピルを処方してもらう場合には、服用している薬をきちんと伝える必要があります。
また別の疾患を他のクリニックで受診する場合には、医師にピルを服用している旨を伝え、きちんと相談をしましょう。

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Medi+pillでは、一人ひとりに合った医師がついてくれるので、何かわからないことがあったときも気軽に相談できます!

低用量ピルの相性(そうせい)って何ですか?

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低用量ピルは、配合されているホルモン量によって、1相性3相性のピルに分類されています。
  • 1相性のピルとは、21錠すべてに含まれるホルモン量が同じピルを指します。
    全てのピルに同じ量だけホルモンが含まれているので、飲み忘れてしまったときも安全性が高いです。
  • 3相性のピルとは、21錠中でホルモン量が3段階に変化するピルを指します。
    身体の自然な周期により合わせてつくられているため副作用は少ないですが、その分飲み忘れてしまったときは注意が必要です。

オンラインでピルを処方してもらう場合はいつ届きますか?

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クリニックにもよりますが、大体即日発送翌日届くところが多いようです。
しかし、場合によっては対面での受け取りを要求される場合もあるので、気になる方は利用を検討しているクリニックに相談してみてください。

ピルの使用に年齢制限はありますか?

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WHO(世界保健機構)によると、初経が始まっていればピルの服用は可能とされています。

年齢でいえば、10〜12歳ぐらいから閉経近くの50歳くらいまで服用できる薬とされています。
低用量ピルの大きな副作用の一つは、血栓症のリスクがあることです。

そのため、40歳を超える方に対しては、処方を慎重になる医師もいます。

40歳を超えると、低用量ピルの使用の有無にかかわらず血栓症のリスクはあがります。
また、35歳以上で日常的な喫煙者には処方できないことが多いです。
年齢に関しても医師としっかりと相談することが大事です。

ピルはどこで買える?のまとめ

ここまでピルの購入の仕方や場所についてお伝えしてきました。
ピル購入の要点をまとめると以下の通りです。

  • ピルの購入はクリニックで受診して処方せんからする
  • 初診からオンライン診療を受けられるクリニックもあるので上手く活用する
  • ピルには種類があるので、担当医師ときちんと相談することが大事

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を読んで、ピルの購入に少しでも興味をもった方は、ぜひMedi+pillへ!
オンライン上で診察や配送を行っています!