男性の性病とはどんなもの？検査の費用や方法に関する疑問を解決！

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また、本記事では、男性の性病の検査について以下の点を中心にご紹介します。

・検査にかかる費用はいくらなのか
・どのような検査をするのか
・何科に掛かればよいのか

男性の性病の検査について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

男性の性病とは

しかし、誰が感染してもおかしくない病気です。
性病に感染すると、性器周辺のみならず全身に症状が出る場合もあります。

男性によく見られる性病は次に挙げられます。

・クラミジア感染症
・淋病
・尖圭コンジローマ
・梅毒

以上の４つの性病について詳しくご紹介します。

クラミジア感染症

クラミジア感染症は他の性病と比べて感染者が多い性病です。
クラミジア感染症に掛かっている方との性行為によって50％の確率で移るといわれています。

また、クラミジア感染症は症状が他の性病と比べて軽いです。
よって、感染していることに気づかず、他の方へ移してしまいます。

クラミジア感染症にかかると、次のような症状がみられます。

・排尿時の痛み・かゆみ
・尿道からさらさらな膿が出てくる
・残尿感
・副睾丸が腫れる

以上のような様々な症状が見られますが、排尿時の痛みは軽く、
尿道から出る膿もさらさらしており、気付かない場合が多いです。

しかし、放っておくと、前立腺炎になり、最悪な場合、男性不妊症になる場合があります。

淋病

淋病は、日本でクラミジア感染症に次いで感染が多い性病です。
また、女性は症状が見られない場合が多いですが、男性ははっきりと症状が出ます。

淋病にかかると、次のような症状が見られます。

・排尿時の痛み
・尿道からドロッとした膿が出てくる
・性器の先が腫れる
・勃起時の痛み
・睾丸が腫れる

以上のような様々な症状が見られ、代表的な症状は、排尿時の痛みです。
排尿する際に、尿道に激痛が走るといわれています。

しかし、ごく一部の男性は症状が全く出ないといわれています。

クラミジア感染症と同様に、気づかないうちに前立腺炎になってしまう方もいます。
さらに最悪なケースは、男性不妊症になる場合もあります。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、HPV（ヒトパピローマウイルス）によって感染する性病です。
ほとんどが性行為によって感染するといわれており、簡単に移ります。

尖圭コンジローマに掛かると、次のような症状が見られます。

・亀頭、尿道口、陰嚢の皮膚、肛門付近にイボが発生する
・痒みが出る

尖圭コンジローマは、感染すると数mm程度のイボが発生します。
なので、すぐに気づき、病院で治療を行えます。

感染した人の中には自然治癒する方もいます。
しかし、放っておくと、イボが至る所に移ったり、数mmの大きさのイボが1~2cmになることもあります。

また、イボが大きくなると、見た目は「カリフラワー」のような形になってしまいます。

初期症状が見られたら、すぐに病院へ行きましょう。

梅毒

梅毒は、梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌によって感染する性病です。
性行為によって感染しますが、キスでも感染する場合があります。

梅毒は、症状の進行具合で4期に分かれています。
第1期梅毒・第2期梅毒・第3期梅毒・第4期梅毒と分かれており、進みにつれて症状は悪化します。

それぞれの期における症状をご紹介します。

第1期梅毒（感染から約3週間後）

梅毒に掛かると、まず最初に現れる症状は感染した部位に「初期硬結（しょきこうけつ）」と呼ばれる小さな硬いしこりができます。
次に、初期硬結を中心に「硬性下疳（こうせいげかん）」と呼ばれる潰瘍（かいよう）ができます。

そして、これらは痛みやかゆみなどの症状は何も出ず、1か月以内に消えてしまいます。

しかし、消えたからといって治ったというわけではありません。
血管を通して第2期梅毒のフェーズに移行しているのです。

症状が出ないからといって放置するのではなく、病院に行くことで、第2期梅毒への移行を抑えることができます。

第2期梅毒（感染から約3ヶ月後）

第2期梅毒では、血液によって全身に細菌が回ることで、全身に症状が出ます。

具体的には、次のような症状が見られます。

・全身にブツブツや発疹が現れる
・全身にバラ疹と呼ばれる赤い斑点が現れる
・手足にイボが現れる
・のどや口の中に潰瘍が現れる
・複数個所で脱毛が起きる

以上のような見た目に分かりやすい症状が起こります。
また、上記に挙げた症状以外の症状も起こります。

すぐに病院へ行き治療してください。

第3期梅毒（感染から約3年後）

第2期梅毒の後に、一定期間、症状が現れない潜伏期間があり、潜伏期間が終わると第3期梅毒に移ります。

第3期梅毒では、「ゴム腫」と呼ばれるゴムのように硬いしこりができます。
皮膚だけではなく、さらにその下の筋肉や骨に現れます。

ゴム腫は組織を破壊・変形します。
鼻の骨は破壊されやすいことから、江戸時代では、鼻にゴム種が生成された場合は、「鼻が落ちる」などといわれていました。

第4期梅毒（末期症状）

第4期梅毒は末期症状であり、治療の見込みがなくなってしまいます。
神経に影響が出てきます。

脳・心臓・脊髄・目などが侵され回復の見込みがなくなり、最悪の場合、死に至ります。

昔は不治の病といわれていましたが、現代では早期発見・早期治療が行え、死に至ることはありません。

症状が見られたら、すぐに医療機関に行くようにしましょう。

検査にかかる費用

自分はもしかしたら性病に掛かっているかもしれないと思った際に、性病の検査はいくらかかるのか気になりますよね。
ここでは、男性の性病の検査の費用についてご紹介します。

性病の検査は様々な項目があり、男女別の費用がかかるわけではありません。
性病の種類の項目から選んで検査をします。

また、保健所で検査した場合と医療機関で検査した場合で費用が異なります。
保健所と医療機関それぞれでかかる検査費用についてご紹介します。

保健所の場合

保健所で性病の検査をする場合、原則無料で検査を行えます。
また、匿名で検査を受けられます。

しかし、毎日行っているわけではなく、週何回と決まっていたり、1日の人数が決まっている
などの制限があり、なかなか検査が受けれない場合もあります。

医療機関の場合

医療機関で性病の検査をする場合は、保健所とは異なり、費用がかかります。
しかし、保健所のように日時指定や定員はなく、いつでも検査を受けれます。

医療機関では、保険適用になるかならないかによって費用が変わります。

保険適用でない場合

保険適用でない場合は、全額自己負担となります。

検査を受ける項目数にもよりますが、1項目で10,000円以上かかる場合もあり、
複数受ける場合には、20,000円や30,000円など費用がかかることになります。

保険適用の場合

保険適用の場合は、3割を負担すれば良いので、非常に安くなります。
1項目で1,000円から5,000円の費用で検査を受けれます。

検査の方法

性病の検査をする場合、どのような検査をするのでしょうか？
検査に行く前に知っておきたいですよね。

ここでは、性病の検査の方法についてご紹介します。
次に挙げられるような検査が行われます。

・問診
・視察、触診
・尿検査
・血液検査
・のどの検査

男性と女性の検査方法の違いは、尿検査に当たる検査のみです。
男性では、尿検査ですが、女性は、膣分泌液の検査をします。

それぞれについてご紹介します。

問診

まずは、問診で様々なことを聞かれます。
診察する前に、問診表に記入し、問診表をもとに聞かれることが多いです。

問診では次のようなことを聞かれます。

・どんな症状が出ているか
・いつから症状が出ているか
・最後にいつ性行為をしたか
・肛門性交はするか
・口腔性交はするか
・同性間での性行為はするか

答えにくい質問が多いかもしれません。
しかし、医師が診断をする上で、必要な情報です。

恥ずかしがらず、詳しく医師に伝えるようにしましょう。

視察・触診

視察では、性器や肛門などの皮膚に症状が出ているかを確認します。
また、尿道から膿が出ているか確認するために分泌液を採取する場合もあります。

視察によって、尖圭コンジローマかどうか判断することができます。

触診では、触って痛みがあるかを確認します。
肛門や腸を調べるために、肛門に指を入れる直腸疹という方法を取る場合もあります。

尿検査

尿検査では、尿を採取し、性病の原因となる微生物が生存するかを調べます。
また、尿検査では、クラミジア感染症と淋病に掛かっているかが分かります。

検査結果はすぐには出ないので、後日検査結果を聞くことになります。

血液検査

血液検査では、採血して血液を調べます。
また、血液検査では、梅毒に掛かっているかが分かります。

クラミジア感染症と淋病は、感染しても血液とは関係ないので、血液検査では、判断することができません。

血液検査も検査結果はすぐに出ないので、後日検査結果を聞くことになります。

のどの検査

なぜのどを検査するのか？と思う方もいらっしゃるかもしれません。
近年、のどに性病が感染する人が増えています。

具体的には、口腔性行により、クラミジア感染症と淋病に感染するのです。

のどの検査では、のどの分泌液を綿棒で取り、検査します。
生理食塩水を用いたうがいによって採取をする場合もあります。

男性の性病検査は何科に行けば良いのか？

ここでは、男性が行くべき科についてご紹介します。

男性は次に挙げられる科に行くべきです。

・性病科
・泌尿器科
・皮膚科
・感染症科

それぞれについてご紹介します。

性病科

性病の検査をする場合に受信する科は性病科です。

性病に関することを専門としているので、合った治療を受けられます。
また、性に関する相談や不安も話せます。

ただ、友人や知人に見られた場合に性病だとバレてしまいます。
また、性病科がある医療機関は少ないです。

泌尿器科

泌尿器科も性病の検査に合った科です。

排尿の際に違和感や痛みを伴う場合や、尿道から膿が出る場合などの性器に異変がある場合は、
泌尿器科で見てもらうと良いでしょう。

泌尿器科は、性器に関する科なので、自分に合った治療を施してもらえます。

皮膚科

性器にぼつぼつやイボができた場合だけでなく、全身にぼつぼつや赤い斑点が見られる場合は皮膚科に行くと良いです。
梅毒や尖圭コンジローマの可能性があります。

皮膚科の医師は、性病による皮膚疾患にも精通していることが多いです。

感染症科

梅毒やHIV（エイズ）が心配な場合は、感染症科に行くのがおすすめです。

性病にならないための予防

答えは簡単です。「性行為」をしないということです。

しかし、性行為をしないということは現実的な解決策にはなっていません。
では、予防をするしかありません。

ここでは、性病の予防について次の3つについてご紹介します。

・意識する行動
・ワクチン
・予防薬

意識する行動

性病は、様々なことを意識して心がけて行動に移すことで、予防することができます。

コンドームは必ず付ける

性行為の際に、コンドームは必ず付けるようにしましょう。
膣性交のみならず、肛門性交や出血を伴うことが多い肛門性交の際にも必ずコンドームは付けましょう。

最も性病を予防できる方法です。

また、性病予防だけでなく、望まない妊娠を避けることもできます。

不特定多数の方と性行為をしない

不特定多数の方と性行為をせず、パートナーを限定することです。
性病を持っていない同士の性行為では感染することはありません。

不特定多数の方と性行為をすると、感染拡大する可能性が高いです。
また、感染経路が分からず、再発してしまう可能性もあります。

なるべく、性行為のパートナーは限定しましょう。

性行為の前後にシャワーを浴びる

性器や皮膚には性病の原因となる細菌が付着しています。
シャワーで洗い流すことで、細菌を軽減できます。

性行為をする前と後の両方にシャワーを浴びることがベストです。

生理中は性行為をしない

生理中に性行為をしないことが予防になります。

生理中の女性器は繊細であり、傷つきやすくなっています。
感染リスクが高まっているので、生理中は性行為をしないようにしましょう。

相手の体を確認する

性病は、性病を持っている方との性行為をすることで移ります。
つまり、性行為をする前に性病を持っていないか確認することで予防できます。

相手の性器を確認するようにしましょう。

ワクチン

一部の性病に関しては、ワクチンがあります。
ワクチンを打っておくことで予防することができます。

予防薬

HIVに関しては予防薬があります。
防薬を飲むことで、感染のリスクを下げることができます。

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男性の性病の検査まとめ

ここまで、男性の性病の検査についてご紹介してきました。
男性の性病の検査の要点を以下にまとめます。

・費用は保健所では無料、医療機関では数千円から数万円
・問診、視察、触診、尿検査、血液検査、のどの検査を行う
・性病科、泌尿器科、皮膚科、感染症科にかかればよい

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。