EDを隠したいと思う男性は少なくありません。
その結果、医療機関の受診が遅れることもしばしばです。
EDを改善するには、本当に医療機関の受診以外の方法はないのでしょうか。
本記事ではEDの改善方法について、以下の点を中心にご紹介します。
- そもそもEDとは何なのか
- 自分でできるEDの改善方法とは
- EDのセルフケアにあたっての注意点
- EDの予防・改善のために日常生活で気をつけるべきこと
EDの改善方法について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
気になる方はこちらから
EDとは
そもそもEDとはどのような症状が出るのでしょうか。
まずはEDの基本的な情報をみていきましょう。
EDの症状
EDは勃起不全・勃起障害のことです。
より具体的には、性交時に男性器が十分に機能しない状態を指します。
EDは、勃起が起こらないだけでなく、勃起状態を維持できない状態も含みます。
以下のような心当たりがある方は、EDが疑われます。
- 勃起が起こらない
- 硬さが不十分
- 勃起状態を一定時間維持できない
EDの種類
EDは発症原因によって4種類に分類できます。
代表的なEDの種類を紹介します。
心因性ED
心理的・精神的な原因で起こるEDです。
その中でも
- 現実心因
- 深層心因
の2種類に分けられます。
現実心因は、日々におけるストレスです。
日常生活 | 仕事 | 金銭面 |
人間関係などに対するプレッシャー | ストレス | 薬物依存 |
上記のような要因により、EDに至ります。
また、深層心因は、心の奥深くに隠れているストレスを指します。
代表的なものとして、
幼少期のトラウマ | ホモセクシュアル | 近親相姦への欲求 |
などが挙げられます。
現実心因と異なり、深層心因は自身でストレスに気づいていないケースも多くあります。
なお、心因性EDは、うつ病・統合失調症のほか、アルコールや薬物への依存症が原因のこともあります。
器質性ED
身体機能の異常が原因で起こるEDです。
- 血管障害
- 神経障害
- 内分泌機能低下
の3種類があります。
血管障害は
- 動脈硬化
- 高血圧
などが代表的です。
男性器への血流が阻害されることで、勃起EDに至ります。
神経障害は
- 脳出血
- 脊髄損傷
- パーキンソン病
などが当てはまります。
脳から男性器への指令がうまく伝わらないため、EDが起こります。
内分泌機能低下は、簡単にいえば男性ホルモンの分泌量が減ることです。
特にテストステロンの分泌量が減少すると、男性機能に支障が出やすくなります。
その他、事故などによる物理的外傷も器質性EDの原因の1つです。
なお、器質性EDのリスクが高いのは50代の方です。
理由は、生活習慣病などを発症しやすい年代であるためだといわれています。
混合性ED
混合性EDは、様々な原因が組み合わさって起こるEDです。
一般的には、心因性と器質性の2つが合わさって起こるEDを指します。
たとえば仕事などで精神的ストレスを抱えている方が、動脈硬化や糖尿病などを発症すると、混合性EDのリスクが高まります。
EDの方の多くは、混合性EDとも指摘されています。
混合性EDは、特に50〜60代の方に目立ちます。
理由は、働き盛りであり、かつ生活習慣病を発症しやすい年代であるためです。
薬剤性ED
医薬品の服用が原因で起こるEDです。
たとえば、持病薬などの副作用などが代表的です。
薬剤性EDを起こしやすい医薬品には、以下があります。
- 抗うつ薬・精神安定剤
- 睡眠薬
- 降圧剤
- ステロイド・アレルギー用剤
- 男性ホルモン抑制剤
薬剤性EDは、心因性・器質性EDと比べると発生率が低めです。
よって医薬品に原因があると気付かないケースもしばしばです。
EDの方のうち
- 新しい医薬品を服用した場合
- 長期的に服用している医薬品がある場合
は、薬剤性EDも視野に入れましょう。
なお、薬剤性EDが疑われる場合でも、自己判断で服用を中止するのはやめましょう。
気になる症状がある場合は、必ず医師に相談してください。
EDの改善方法
EDの改善には医療機関での治療が有効です。
しかし恥ずかしいなどの理由から、受診をためらう方も少なくありません。
EDは、自分で改善できる場合もあります。
自宅で取り組めるEDの改善方法をご紹介します。
ストレスの発散
ストレスの発散は、心因性EDの有効な改善方法です。
身体機能に異常がなく、精神的・心理的な問題でEDになっている方に効果があります。
ストレスを溜めないためには、ストレスの原因を解決するのが1番の方法です。
自分自身に合ったストレスの対処方法を見つけてみましょう。
また、自分では気づかないストレスが心因性EDを引き起こすこともあります。
ストレスの原因に心当たりがない場合は、原因の解決は困難です。
原因を解決できなくとも、ストレスは発散できます。
具体的には、自分が楽しいと思えることに取り組みましょう。
たとえば
- 趣味
- カラオケ
- 旅行
などは代表的なストレス発散方法です。
あるいは、信頼できる相手に、不安や悩みを打ち明けるのもおすすめです。
心の中のモヤモヤを吐き出すと、想像以上に気分がスッキリします。
また、カウンセラー・精神科医の力を借りるのも1つの方法です。
なお、ストレス解消には、規則正しい生活も必須です。
- 十分な睡眠
- バランスのよい食事
- 適度な運動
を心がけましょう。
生活リズムが整うと身体のリズムも整いやすくなり、結果としてストレスを感じにくくなります。
もし不規則な生活に自覚がある場合は、まず生活リズムを整えてみましょう。
運動をする
適度な運動には勃起機能の改善を期待できます。
主な理由は3つあります。
1つ目は、筋力が向上するためです。
とくに下半身の筋肉が増強されると、勃起機能の改善が見込めます。
2つ目は血流が改善されるためです。
勃起は、男性器に血液が集中することで起こります。
運動によって全身の血行がよくなります。
その結果、下半身に血液が集まりやすくなり、勃起しやすくなります。
3つ目の理由は、ストレスの発散につながるためです。
適度な運動は心身をリラックスさせる効果があります。
つまりストレスの発散が期待できるため、心因性EDの改善につながります。
なお、EDの改善におすすめなのは有酸素運動です。
- ウォーキング
- 水泳
- 軽いジョギング
などに取り組みましょう。
有酸素運動ではないですが、筋トレも有効な方法だと言われています。
とくにスクワットは下半身の筋力増強に役立つため、ED改善が期待できます。
是非、取り入れてみてください。
禁煙する
喫煙はEDのリスクを高めます。
主な理由は以下の通りです。
- ニコチンが血管を収縮させるため
- 男性ホルモンのバランスが乱れるため
- 交感神経が刺激されることで、リラックスできなくなるため
ニコチンによって血管が収縮すると全身の血行が悪くなります。
結果、男性器に十分な血液が集まりにくくなり、勃起不全が起こります。
また、男性ホルモンのバランスが乱れることも、EDを招きやすい要因です。
具体的には男性ホルモンの分泌量が減少するため、性欲が減退し、結果EDに至ります。
EDの原因が喫煙である場合、禁煙すれば症状の改善が期待できます。
なお、喫煙によるEDは、受動喫煙でも起こりえます。
食生活の改善
EDを改善するには、日々の食生活の見直しも大切です。
ポイントは、男性ホルモンの増加・血行促進を期待できる食品を摂ることです。
具体的には
- 亜鉛
- シトルリン
- DPA/EHA
の摂取を心がけてください。
亜鉛には、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促す作用が期待できます。
シトルリンは、男性器の血管を拡張する作用があります。
また、DHA/EPAは血液をサラサラにする効果があります。
血液がサラサラになると、全身の血行が良くなり、男性器に血液が集中しやすくなります。
それぞれの栄養を豊富に含む食品は、以下のようなものがあります。
【亜鉛】
牡蠣 | 豚レバー | 牛赤身 | 卵黄 | チーズ |
【シトルリン】
メロン | きゅうり | すいか | 冬瓜 | クコ |
【DPA/EHA】
さば | あじ | いわし | いくら | 鮭 |
なお、EDを招きやすい食事は以下の通りです。
- 高カロリー食
- 高食塩食
- 高脂肪食
上記は肥満や生活習慣病のリスクを高める食事でもあります。
肥満や生活習慣病の方は、EDになりやすいと指摘されています。
すでに肥満傾向にある方は、まず減量に取り組みましょう。
肥満でない方も
- 低カロリー
- 低塩
- 低脂肪
を心がけ、さまざまな食品をバランスよく摂ることが大切です。
ED治療薬の服用
ED治療薬の服用も1つの方法です。
代表的な治療薬は以下の通りです。
- バイアグラ
- レビトラ
- シアリス
ED治療薬は病院で処方してもらうほか、ネット通販などでも購入できます。
ネットで販売されている治療薬は、処方薬と比べて価格が安めです。
さらに、誰にも知られずに購入できるという点も魅力です。
ただしデメリットとして、副作用などが出ても全て自己責任となる点が挙げられます。
たとえば他の医薬品を服用している場合は、飲み合わせに気をつけなければなりません。
粗悪品が出回っていることもあるため、適正品であるか見極めることも重要です。
ED改善における注意点
EDを自力で改善するときはいくつか注意すべきポイントがあります。
主な注意点を2つ紹介します。
改善方法で改善しない場合もある
本記事ではEDの改善方法をご紹介してきました。
しかし、ご紹介した改善方法は必ず効果があるとは限りません。
今回ご紹介した改善方法は、主に
- 心因性ED
- 器質性ED
を対象にしたものです。
全てのEDに効果があるわけではありません。
また、EDの原因や症状には個人差があります。
改善方法も千差万別であるため、全ての方に同じ改善方法が効くとは限りません。
確実に治療するには、やはり専門医の指導を受けるのが1番の方法です。
セルフケアで十分な効果がみられないときは、医療機関の受診を検討しましょう。
海外産ED治療薬はリスクがある
ED治療薬の入手方法には、
- 病院で処方してもらう
- 個人で購入する
上記2つの方法があります。
個人で購入できる治療薬は、海外製のものが大半です。
海外製のED治療薬の購入には、メリットとデメリットの両方が存在します。
【メリット】
- 処方薬と比べて価格が安い
- 他人に知られずに購入できる
- 豊富な商品から自由に選べる
【デメリット】
- 取り寄せに時間がかかることがある
- 粗悪品が出回っていることがある
- 副作用・健康被害が出ても自己責任
海外製の治療薬は価格が安く、かつ周囲に知られずに購入できる点がメリットです。
反面、安全性は保証されていません。
加えて、健康被害などが出ても自己責任となる点は大きなデメリットです。
思わぬトラブルを防ぐためにも、ED治療薬は、病院で処方してもらうのがおすすめです。
体質・症状・持病などに合わせて適切な医薬品を処方してもらいましょう。
日常生活において注意すること
EDを改善するには日ごろの生活習慣を見直すことも大切です。
特に、股間の血流・神経を圧迫するような習慣は改善しましょう。
たとえば自転車・バイクなどの長時間の乗車が代表的です。
サドルに長時間またがると、股間付近の血管・神経が圧迫されるためです。
股間の血管などへのダメージは性器周辺の血流悪化を招きます。
結果EDのリスクを高めます。
いわゆる器質性EDに該当します。
EDが気になる場合は、自転車・バイクの長時間の乗車は避けましょう。
具体的には、1回30分以内を目安にしてください。
また、サドルが細いスポーツタイプの自転車も避けるのが無難です。
EDについての情報源について
EDは決して恥ずかしい病気ではありません。
しかし実際には、EDを隠したいと思う男性は非常に多いです。
周囲に知られたくないなどの理由から、医療機関の受診に踏み切れないケースも見られます。
ではED患者の方は、EDの知識・治療方法などの情報をどこから入手するのでしょうか。
多くの方はインターネットで情報を手に入れてるのではないでしょうか。
しかしインターネット上には、EDの誤った知識・治療方法が出回っていることも少なくありません。
つまり、ネットをみてもEDに関する正しい情報を入手できるとは限らないのです。
たとえば、治療薬を購入しようとして、粗悪品を掴まされるなどのケースが代表例です。
EDの治療方法は、原因・体質・生活状況などによって異なります。
インターネット上で紹介されている改善方法が効かない場合は、医療機関の受診が得策です。
最近はEDのオンライン診療に対応した病院も増えています。
どうしても通院が恥ずかしい場合は、オンライン受診を利用するのも1つの方法です。
ED治療でおすすめのオンライン診療2選
ここでは、おすすめのED治療クリニックを紹介します。
ぜひ、クリニック選びの参考にしてください。
ED治療薬に関する診察・処方は、自由診療のため保険適用外です。
eLife(イーライフ)
出典:eLife(イーライフ)
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EDの改善方法まとめ
ここまでEDの改善方法についてお伝えしてきました。
EDの改善方法の要点を以下にまとめます。
- EDとは、精神的ストレス、身体機能の異常により、男性器が勃起しにくくなること
- EDの改善方法は、ストレス発散、適度な運動、バランスのよい食事の他、治療薬の服用などがある
- EDのセルフケアで改善しない場合は、恥ずかしくても病院を受診するのが望ましい
- EDの予防・改善には、日ごろから股間にダメージが大きい習慣を改めることが大切
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。