赤ちゃんの首が赤いときに病院へ行く目安は?
しばらく様子を見る
赤ちゃんの皮膚は敏感で、毛穴が小さいことに加えてバリア機能が未発達なため、汗や皮脂の汚れで毛穴が詰まりやすいものです。
とくにしわが重なる首は汗や皮脂が溜まりやすく、炎症やかぶれを起こしやすくなっています。基本的には肌を清潔に保つことに注意しながら、様子を見てあげてください。
すぐに病院へ行く
首回りの赤みだけでなく以下のような症状も見られる場合は、すぐに病院を受診しましょう。夜間や休日であれば、救急病院や往診を利用しましょう。
● かゆみがひどくて眠れない
● 全身に発疹が出ている
● 痙攣を起こしている
● ぐったりしている
● 唇や舌が腫れている
赤ちゃんの首が赤くなる原因は?
赤ちゃんの首が赤くなるのは、むっちりとした首まわりの通気性が悪くなって細菌感染をおこし、垢がたまったり、かぶれたりするせいです。具体的には以下のような汚れが原因で赤ちゃんの首によく発生します。
汗
赤ちゃんは新陳代謝が非常に活発です。脂肪や皮膚で覆われた首の汗は拭き忘れしやすく、あせもやかぶれなどの肌荒れや悪臭のもとになります。
飲みこぼしや食べこぼし
赤ちゃんはよくミルクや離乳食を食べこぼしたりします。顔のまわりは拭きやすいですが、首の皺に入り込んだ汚れはしっかり拭き取れていないものがかぶれや炎症を引き起こします。
洗い残し
しっかり洗っているつもりでも、赤ちゃんの首は洗い残しが起きやすいものです。まだ首が据わっていない時は洗いにくいため、汗や汚れが残りやすくなります。
赤ちゃんの首が赤くなったときの対処法は?
汚れたら丁寧に拭く
赤ちゃんの首の肌を守るには、清潔にしておくことが肝心です。飲みこぼしや食べこぼしはこまめに清潔な濡れたガーゼなどで優しく拭き取ってあげましょう。
首のしわをしっかり洗う
首の皺は汗が溜まりやすいため、こまめに拭き取りましょう。また入浴時には、ガーゼや手にたっぷりとベビーソープなどの泡をとり、首のしわを伸ばすようにしてやさしく洗い、シャワーで丁寧にすすぎます。
入浴後はタオルやガーゼで軽く肌を押さえ、水分を吸収するように拭き取ります。くれぐれもこすらないようにします。
こまめに保湿する
丁寧に洗っていると、皮脂が少なくなって肌が乾燥しやすくなります。お風呂上がりはもちろんのこと、食後などに顔や首を拭いたら、赤ちゃん用の保湿クリームやベビーオイルなどで保湿する習慣をつけましょう。
赤ちゃんの首が赤いときは病気の可能性もある?
赤ちゃんの首をこまめにケアしているにもかかわらず、赤みがなかなか改善しない、赤く腫れて湿疹が出ている場合は、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎などの疑いもあるので、一度、病院を受診しましょう。