溶連菌感染症で子どもの皮膚がむける|病院へ行く目安や原因、治療法、対処法

溶連菌感染症で子どもの皮膚がむけたときの病院へ行く目安は?

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溶連菌感染症は、幼児や就学児のあいだで感染・発症しやすい病気で、発熱や喉の腫れなどの症状に加え、体に発疹が出ることもあります。

0〜2歳の赤ちゃんが溶連菌に感染した場合は、発熱や発疹は現れませんが、3歳以上の子どもの場合、発熱後1〜2日するとかゆみを伴う鮮紅色の発疹が全身に現れ、治まった後に、手や足の指先から皮膚がポロポロとむけることがありますが、これは自然に治りますので安心してください。

ただし、溶連菌感染症の治療を十分に行っていない場合は、まれにリウマチ熱、急性糸球体腎炎、血管性紫斑病といった合併症を起こすこともあります。早めに受診し、医師の指示に従って、抗生物質による治療を行うことが大切です。

原因の溶連菌感染症とは?

溶連菌感染症とは、A群β溶血性連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。

感染者のくしゃみや唾液の飛沫によって、幼児や就学児の間で感染が広がりやすい病気ですが、食品中でも増殖するため、菌が増殖した食品を食べないことも大切です。

子どもから成人まで幅広い年代に感染する病気ですが、一般的には、4〜10歳の学童期に多く発症するとされています。

溶連菌感染症の治療法は?

溶連菌感染症は、抗生物質を服用することで治療を行います。抗生物質を1〜2日服用すると熱が下がり、1週間以内に喉の痛みは治まります。

ただし、「糸球体腎炎」や「リウマチ熱」などの合併症は症状が出てから2週間ほど経ってから生じるため、処方された薬は必ず飲みきるようにしてください。

溶連菌感染症で子どもの皮膚がむけたときの対処法は?

3歳以上の子どもの場合、発熱後1〜2日すると鮮紅色の発疹が全身に現れることがあり、治まると、手の指先の皮が抜けてつるつるになったように変化したり、皮膚が赤く変色したりすることがあります。

指の皮が白いくず状にむけていくのがほとんどです。また、手がかさついたり、手のひらのしわに沿って白く皮がむけてきたりすることがあります。

かさつくときには保湿を行い、もしもかゆみがひどいときには医師に相談してかゆみ止めの軟膏を処方してもらってください。

溶連菌感染症の予防法は?

溶連菌感染症は大人に感染することもあるので、家族間で食べ物やタオルを共有しない、こまめに手洗いやうがいを行うなど感染予防を徹底し、家族内で感染しないようにしましょう。