子供のインフルエンザの症状は?
インフルエンザは毎年冬になると流行し、38度以上の急な発熱と共に、頭痛や関節痛、倦怠感などの症状が出る感染症です。
子供の場合、中耳炎や熱性けいれん、肺炎、気管支喘息を併発したり、まれに神経症状を伴うインフルエンザ脳症に進行することもあるため、急に高熱が出た場合は注意が必要です。
子供のインフルエンザで熱は何日続く?
インフルエンザで熱が続く期間は、一般的に3日程度です。基本的にインフルエンザは、発症してから5日ほど安静に過ごすことで自然に治まるとされています。
ただし子供の場合は、適切な治療をしないと重症化してしまうことがあるため、インフルエンザの症状が出たら病院を受診するようにしましょう。
インフルエンザは発症から48時間以内に治療薬を使用することで、発熱の期間を1〜2日短くし、ウイルスの排出を抑制する効果が期待できます。
インフルエンザで病院に行く目安は熱が何日続いたとき?
しばらく様子を見る
子供が38度以上の発熱をしてインフルエンザが疑われる症状が出ていたら、病院を受診するようにしましょう。
ただし、インフルエンザは発症してから6時間以上経過しないと、感染しているかどうか正確に診断することができません。そのため、夜間や休日にインフルエンザを疑うような高熱が出ても、まずは自宅で様子を見て、翌朝に病院を受診しましょう。
病院へ行く
高熱とともに次のような症状が見られる場合や、生後3ヶ月未満で38度以上の発熱がある場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。夜間や休日であれば救急病院を受診するか、往診サービスを利用してください。
● ぐったりしている
● 水分が摂れていない
● 嘔吐を繰り返す
● 呼吸がはやい
また、以下のような場合はすぐに救急車を呼んでください。
● けいれんを起こしている
● 意識が朦朧としている
子供のインフルエンザで熱が出るまでの潜伏期間は何日?
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と空気感染の2つです。インフルエンザは感染後、1〜3日の潜伏期間を経て発症します。
この間に体内のウイルスが急増殖し、特に発症の前日から多くのウイルスを排出するといわれています。
子供のインフルエンザは熱が下がって何日で登園・登校できる?
インフルエンザと診断されると、最低でも保育園や幼稚園、小学校を「発症したあと5日」は出席を停止しなければならず、発症した日を含めると最低6日は登園や登校することができません。
このように、インフルエンザは一度感染してしまうと保育園を長期間休む必要があるので、感染しないように日頃から予防を意識することが大切です。