子供のインフルエンザの初期症状は?
インフルエンザの初期症状には、以下のようなものがあります。
● 38度以上の高熱
● 関節痛
● 筋肉痛
● だるさ
● 頭痛
● 吐き気
● 下痢
一般的な風邪と比べて、全身に強い症状が出るのが特徴です。
子供のインフルエンザの初期症状が出たとき病院へ行く目安は?
しばらく様子を見る
インフルエンザは発症してから6時間以上経過しないと、感染しているかどうか正確に診断することができません。
そのため初期症状の段階では、夜間や休日にインフルエンザを疑うような高熱が出ても、まずは自宅で様子を見て、翌朝に病院を受診しましょう。
病院へ行く
高熱とともに次のような症状が見られる場合や、生後3ヶ月未満で38度以上の発熱がある場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。夜間や休日であれば救急病院を受診するか、往診サービスを利用してください。
● ぐったりしている
● 水分が摂れていない
● 嘔吐を繰り返す
● 呼吸がはやい
また、以下のような場合はすぐに救急車を呼んでください。
● けいれんを起こしている
● 意識が朦朧としている
子供のインフルエンザの初期症状が出るまでの潜伏期間は?
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と空気感染の2つです。感染後、1〜3日の潜伏期間を経て発症します。
この間に体内のウイルスが急増殖し、特に発症の前日から多くのウイルスを排出するため、インフルエンザの初期症状が出る前でも、まわりの人にうつしてしまう可能性があります。
子供にインフルエンザ初期症状が出たときの自宅でのケア方法
インフルエンザの初期症状が見られたら、自宅では以下のようなポイントに気をつけてケアをするようにしましょう。
こまめに水分補給をする
発熱すると熱を下げようとしてたくさんの汗をかくため、水分が失われます。こまめに水分補給をして脱水症状にならないように気をつけましょう。
食欲がないようなら無理に食事をする必要はありませんが、食べられるときはいつもより消化の良い食事を与えてください。
湿度を調整する
インフルエンザでは咳の症状も出るため、空気の乾燥を防ぐようにしましょう。加湿器を置いたり洗濯物を部屋干しにしたりして、適度な湿度を保つようにしてください。
定期的に換気をする
室内にウイルスが充満しないように、しっかり換気をしましょう。部屋が寒くなりすぎないように気をつけながら、定期的に空気を入れ替えてください。
体温に合わせた服装をさせる
体温が上がりきったら、熱を逃がしやすくするために1枚薄着にしましょう。熱がまだ上がりきっていないときは1枚多く着せます。
お風呂は控える
発熱しているときに入浴すると、体力が奪われたり、熱がさらに上がったりします。お風呂は控えて、清潔なタオルでからだを拭いてあげましょう。