子供の熱が1週間以上下がらないときの病院へ行く目安は?
機嫌が良くて食欲があったとしても、基本的に3日以上発熱が続いている場合は一度小児科を受診するようにしましょう。
特に以下のような症状が出ている場合はすぐに病院を受診しましょう。夜間や休日には救急病院や往診サービスを利用すると良いでしょう。
● 呼びかけても返事がない
● 蕁麻疹が出ている
● 水分がとれず尿が出ていない
● 呼吸が苦しそう
子供の熱が1週間以上下がらない原因は?
風邪は2〜3日で熱が下がることが多いですが、1週間以上発熱が続くときは次の病気の可能性がありますので、一度病院を受診しましょう。
川崎病
川崎病の原因は未だ明らかになっていませんが、発症すると高熱が続き、全身の血管やリンパに炎症が生じることがあります。
また、舌に赤いぶつぶつができる「イチゴ舌」や唇の腫れ、眼の充血、手足のむくみ、全身の発疹、BCGの発赤などの特徴的な症状が現れるので、これらの症状が現れたときはすぐに受診しましょう。
肺炎・気管支炎
ウイルスや細菌に感染がひどくなると、肺炎や気管支炎などを引き起こすことがあります。痰が混じった咳や、「ヒューヒュー」といった呼吸音などが現れるので、注意して聞いてください。
肺炎や気管支炎を引き起こしているときは、呼吸がしづらい状態になっているので、苦しそうにしているときは早めに病院を受診しましょう。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスに感染して、感染の初期に治療を行わなかった場合に1週間以上も高熱が続くことがあります。高熱が続くため体力の消耗も激しく、熱性けいれんも起こしやすいので、看病中は子供の様子の変化がないか注意してください。
子供の熱が1週間以上下がらないときのホームケア方法は?
高熱が出ているときは、病院の後の自宅でのケアも大切です。
基本的に体を温める
発熱は体がウイルスや細菌と戦っているサインなので、できるだけ体を冷やさないように注意しましょう。しかし、高熱が下がらず体力が奪われているときは、おでこや脇の下、首の後、足首などを冷やすようにしましょう。
こまめに水分補給をする
高熱のときは汗をたくさんかくので、脱水症状にならないように、こまめに水分補給を行います。赤ちゃんの場合は、授乳に加えて白湯や麦茶を与えると良いでしょう。
解熱剤の使用は注意する
病院で解熱剤を処方されたときは、熱が何度以上になったら使用するのか、繰り返し使用するには何時間空けないといけないかなど、使用上の注意を確認しておきましょう。
安静にさせる
発熱があったとしても、普段のように活発に動き回ろうとするかもしてませんが、元気があっても熱が下がるまでは安静にさせましょう。