扁桃炎とは|原因や症状、検査、治療法

扁桃炎とは?

喉の両側にある「扁桃」と呼ばれるリンパ器官に炎症が生じた状態で、一般的に「扁桃腺炎」といわれることもありますが、正しくは「扁桃炎」です。

扁桃炎の原因は?

プール熱を引き起こす「アデノウイルス」などのウイルスや、溶連菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌の感染が原因で発症することが多い病気です。

扁桃炎で現れる症状は?

39度以上の高熱、声がかすれる、喉が痛むなどの症状が現れます。特に喉の痛みはひどく、つばを飲み込むだけで痛みを感じることもあり、扁桃が赤く腫れて白く膿むこともあります。

扁桃炎の検査方法は?

直接扁桃の様子を見た上で、血液検査や尿検査、扁桃の組織を使用した細菌培養検査を行い総合的に判断を行います。

扁桃炎の治療方法は?

基本的には風邪にかかったときと同じように、安静にしながら、うがいなどで扁桃に溜まった膿をきれいにすることで1週間程度で回復に向かいます。

ただし、細菌の感染が原因で炎症を起こしているときは、抗菌薬を使用したり、痛みや熱がひどいときは点滴や痛み止めを使用することもあります。また、高熱を繰り返すようなら扁桃を切除することもあります。

扁桃炎の自宅でのケア方法は?

扁桃が痛むことで食欲が落ちるときは、無理に食事を摂る必要はありませんが、脱水症状を防ぐためにも水分補給を心がけてください。

食欲がでてきたら、喉を刺激しないように硬いものを避けてゼリーやお粥などから食べ始めるようにしましょう。

扁桃炎の予防方法は?

原因となる細菌やウイルスの感染を防ぐことが扁桃炎の予防に繋がります。

外出から帰ってきたあとや食事の前には手洗い・うがいを行いましょう。外出時にマスクをすることも予防の上で効果的です。