子供の喉の痛み|病院へ行く目安や原因、対処法は?

子供の喉が痛いときの病院へ行く目安は?

しばらく様子を見る

喉の痛み以外に明らかな症状がないか確認しましょう。発熱や下痢などの症状がない場合はしばらく様子を見ます。

1週間ほど痛みが続くようなら、一度平日の診察時間内に受診しましょう。

急いで病院へ行く

以下の症状が見られる場合は、急いで病院へ行きましょう。夜間や休日であれば、救急病院や往診を利用します。

● 半日以上おしっこがでていない
● 呼びかけてもぐったりしている
● 痛みがひどく食事や睡眠ができない
● 息がしづらい
● 嘔吐などの症状がみられる

子供が喉を痛がっているときの対処法は?

喉の痛みは、主に細菌やウイルス感染が原因です。対症療法を中心に行い、体の免疫反応をサポートしてあげましょう。原因によっては抗生剤の服用が効果的です。

水分・栄養補給

脱水症状を防ぐためにも、できる範囲で水分補給を摂取しましょう。可能なら塩分と水分が一度に取れる経口補水液などが良いでしょう。

また食事は、おかゆやゼリーのように柔らかなものであれば、のどが痛いときでも飲み込みやすくおすすめです。

湿度を保つ

乾燥した空気で喉の痛みがひどくなることがあります。とくに乾燥しやすい冬の時期は、加湿器や濡れタオルで湿度を保つと良いですよ。

子供が喉を痛がっているときの原因は?

主に細菌やウイルスの感染が原因で、炎症が起きる場所によって症状が異なります。

風邪

喉や鼻に炎症が生じた状態で、喉の痛み以外に発熱や鼻水・鼻づまりなどの症状がでます。

通常は2〜3日で症状が治まりますが、感染が長引くと中耳炎や肺炎など他の病気を併発することがあります。症状が長引く場合は一度病院を受診しましょう。

咽頭炎

口蓋垂(のどちんこ)周辺に炎症が生じた状態で、喉の痛み以外に発熱や鼻水が生じます。

感染の原因が溶連菌などの細菌である場合は、抗生剤を服用すると早く治ります。細菌感染(溶連菌など)が疑わしい場合は一度病院で検査してもらいましょう。

扁桃炎

喉の両側にあるリンパ節に炎症が生じた状態で、唾を飲み込むだけでも痛むほどの強い喉の痛みと39度以上の高熱が特徴です。

1週間程度で自然に治まりますが、症状が長引く場合は気管支炎など他の病気を併発することがあります。症状が長引く場合は一度病院を受診しましょう。

喉が痛いときは痛み止めを飲んでもいい?

喉の痛みは原因の病気が治ると次第に引いていきます。痛み止めが必要なほど喉の痛みがひどい場合、まずは病院を受診しましょう。

子供が喉を痛がる前に。予防法は?

細菌やウイルスの感染を予防することが最も効果的です。

手洗い・うがい・アルコール消毒

手洗い・うがいを行うことで喉へ侵入したウイルスを追い出すことができます。外出した後、トイレの後、食事の前後など、こまめに手洗い・うがいを行いましょう。

アルコールの手指消毒も予防に効果的なので手が洗えない時に使用すると安心です。

マスクの着用

マスクの着用中はウイルスの喉へ侵入を防ぎ、喉の潤いを保つこともできるので、感染の予防や痛みの緩和につながります。