子供の切り傷|応急処置や病院に行く目安は?

子供の切り傷の応急処置は?

傷口の止血と感染を予防することが大切です。

傷口をきれいにする

切り傷ができたときは、血が出ているかどうかに関わらず、第一に切り口を流水にあててきれいにしましょう。

流水できれいにすることで、傷口の大きさや深さを正確に把握することができますし、傷口からの感染を予防することができます。

止血を行う

傷口を流水できれいにした後は、傷口を圧迫して止血を行いましょう。

滅菌ガーゼやティッシュなどがあるときは、傷口に直接当てて止血を行います。なにもなければ、きれいに洗った手で押さえつけても構いません。

浅い傷であれば2〜3分間圧迫すると血が止まるので、血が止まったら絆創膏を傷口に貼りましょう。

数分圧迫して血が止まらない場合は傷が深く、神経や健を傷つけている可能性があるので、傷口を圧迫した状態ですぐに病院を受診してください。

子供の切り傷で病院へ行く目安は?

しばらく様子を見る

応急処置をした後に傷口をしっかり観察しましょう。傷口を圧迫した後に傷口が開かず、血が止まっている場合はしばらく様子を見ます。

すぐに病院へ行く

以下のような症状が見られるときは、すぐに病院へ行きましょう。夜間や休日であれば救急病院や往診を利用しましょう。

● 傷口が開くほど傷口が深い
● ガラスや砂利が傷口に入り込んでいる
● 傷口を圧迫しても血が止まらない
● 傷口から異臭・膿・熱感・腫れが見られる
● 動物に噛まれた・引っかかれた

万が一、シュレッダーやカッターで指先を切断してしまった場合は、止血を行いながら救急車を利用し、病院へ行きましょう。

子供の切り傷が起きやすい場面は?

子供は何事にも興味を持って触ろうとするので、缶詰のふたや紙のふちなど、鋭利なものを触ってしまうことがよくあります。

室内だとおもちゃで遊んでいてガラスが割れ、割れたガラスで指を切ったりすることもありますし、屋外だと遊んでいるうちに転んで擦り傷をつくることもよくあります。

小さい傷だからといってそのままにしていると、傷口が化膿したり、悪化することもあるので、注意が必要です。

子供の切り傷を予防するには?

子供の手の届くところに鋭利なものを置かないように気をつける必要があります。

テレビ台の角など子供がぶつかりそうなところはできるだけカバーをつけてあげると良いでしょう。外で遊ぶときは常に様子を見てあげて、危ない場所に行かせないようにすることが大切です。