病院へ行く目安
しばらく様子を見る
まずは咳以外に特に目立った症状がない場合はしばらく様子を見ます。
発熱があったとしても、普段と変わらず元気食欲があるようなら通常の診療時間を待って病院を受診すると良いでしょう。
すぐに病院へ行く
万が一、次のような症状が見られるようならすぐに病院を受診してください。夜間や休日だと救急病院や往診サービスを利用すると良いでしょう。
● 呼吸をする際に「ヒューヒュー」というような音がなる
● 咳が長引き、睡眠や食事に支障がでている
● 38.5度以上の熱が出ている
● 水分補給ができておらず、おしっこがでていない
● 元気がなく、ぐったりしている
● 呼吸が苦しそうで、顔色が悪い
痰がかみの咳の原因は?
かぜ
子供のたん絡みの咳の多くは、風邪による急性上気道炎や気管支炎などが原因となっていることが多く、喉の痛みや、鼻水、発熱が同時に生じます。
生活環境
自動車や工場からの排気ガス、タバコの煙、急激な気温の変化などが刺激となって咳や痰が出ることがあります。
痰がらみの咳の対処法は?
部屋を掃除する
咳は気管に入ったホコリなどの異物や、感染したウイルスや細菌を排出するために生じます。その他にも、乾燥した空気や冷たい空気を吸い込むことで咳が出ることがあります。
部屋の掃除をこまめに行い、空気が乾燥しているときは加湿器や水分補給をこまめに行うことで喉の状態をケアしてあげましょう。
効果的な食べ物・飲み物
次のような食べ物や飲み物が痰がらみに効果的だと言われています。
● 大根
● れんこん
● 山芋
● はちみつ ※1歳以上のお子様のみ
● お茶
ドラックストアなどで咳止め薬が市販されていますが、病院を受診する前に無理に咳を止めてしまうと、適切な治療や診断ができなくなる恐れがあるので、自己判断で薬を使用することは避けましょう。
子供が眠れないときは?
子供が咳込んで眠れないときは、上半身を起こして首元を楽にしてあげた状態で、背中を軽くトントンと叩いてあげると良いでしょう。
また空気が乾燥している場合は、温かい飲み物を飲ませてあげたらり、暖かく湿らせたタオルなどを口や鼻に当ててあげると良いでしょう。
よくある原因の病気は?
急性気管支炎
風邪やインフルエンザなど、細菌やウイルスの感染によって生じるケースやほこり、たばこの煙などの気管の粘膜への刺激が原因となって生じます。
透明で少し粘り気のある痰から徐々に緑や黄色膿のような状態に変化していきます。
急性気管支炎
子供は大人よりも気管支が狭く、朝夕の寒暖差や細菌・ウイルスの感染によって気管の粘膜が炎症を生じて気道が狭くなると、「ゼーゼー」というような呼吸音がなることがあります。
後鼻漏
鼻水が鼻の奥から喉に流れ込み、たんが絡んだ咳になることが特徴です。仰向けの状態で眠ると喉へと鼻水が喉に流れ込むことで咳が生じます。
登園や登校の目安は?
咳や痰の症状が落ち着いて、熱もなく元気な状態であれば、登園や登校を再開しても良いでしょう。
ただし、登園や登校を再開しても数日は様子が変わらないか確認するようにしてください。