赤ちゃんの下痢とは?
月齢が低い赤ちゃんは、腸が未発達だったり、腸内細菌のバランスが整ってため、消化不良でうんちが柔らかくなることがあります。
赤ちゃんのうんちが次のような状態であれば、下痢と考えて良いでしょう。
● いつもよりもうんちが水っぽい
● おむつにおしっこのような黄色いしみがついている
● おむつからうんちが溢れる
赤ちゃんの下痢で病院へ行く目安は?
しばらく様子を見る
赤ちゃんが下痢をしていたとしても、熱がなく、食欲はあり、水分(母乳やミルクも含む)が普段通りに摂れているときは、消化不良が原因の下痢の可能性が高いので、少し様子を見ましょう。
すぐに病院へ行く
赤ちゃんに次の症状が現れているときは、すぐに病院を受診してください。夜間・休日であれば救急病院や往診サービスを利用すると良いでしょう。
● 飲み物を飲んでおらず、ぐったりしている
● 尿や涙が出ず、顔色が悪い
● 下痢や嘔吐の症状が激しい
● 唇や爪の色が紫色で、触ると冷たい
赤ちゃんが下痢をする原因は?
赤ちゃんが下痢をする原因は、主に3種類に分けられます。
消化不良
離乳食の場合、さつまいもやかぼちゃのような食物繊維や糖分が多い食べ物や、乳製品、冷たいものを摂りすぎると下痢になることがあります。
ウイルスや細菌の感染
ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスに感染するといつもより白っぽかったり、酸っぱい匂いがする下痢を引き起こします。
感染症が原因のときは下痢以外にも、嘔吐や発熱などの症状が現れることもあるので注意しましょう。
食物アレルギー
生後5ヶ月頃から赤ちゃんに離乳食を与え始めますが、卵、大豆、牛乳などを食べると数時間以内にアレルギーを引き起こし、下痢を起こすこともあります。
下痢以外にも、呼吸が苦しい、全身に発疹が出るなどの症状があれば、一度病院を受信するようにしましょう。
赤ちゃんが下痢をしたときの対処法は?
赤ちゃんの下痢は1週間以上長引くこともあるので、自宅で次のようなケアをしてあげましょう。
消化の良い食事にする
離乳食を初めたばかりや、離乳食の段階を進めたときに下痢をした場合は、うんちの状態が良くなるまで一段階戻すと良いでしょう。
状態が良くなるまでは、乳製品などは避け、おかゆやうどん、バナナ、りんごをすりおろしたものなど、消化の良い食事を時間をかけて食べさせてあげると良いでしょう。
お腹を温める
お腹が冷えると下痢をしやすくなるため、暖房をつけたり、腹巻きやスリーパーを利用することでお腹を冷やさないようにしましょう。
お尻をきれいにする
下痢が続くと、おしりがかぶれてしまうことがあるので、赤ちゃんが下痢をした都度おしりをふいてあげると良いでしょう。下痢が長く続くときはシートではなく、シャワーやお湯できれいにしてあげてください。