子供が夜だけ咳をする際の病院へ行く目安
しばらく様子を見る
まずは咳以外にどのような症状がでているのかを確認しましょう。 夜になって初めて咳が出た場合や、咳以外に特に目立った症状がない場合はしばらく様子を見ます。
すぐに病院へ行く
次のような症状が見られるときは、すぐに病院を受診してください。夜間や休日だと救急病院の受診や、往診サービスを利用すると良いでしょう。
● 「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸の音がする
● 咳が激しく、睡眠や食事に支障が出ている
● 38.5度以上の発熱がみられる
● 水分補給ができておらず、口の中が乾いている
● 元気がなく、ぐったりしている
● 顔色が悪く、呼吸が苦しそう
特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の発熱をしているときは、解熱剤を使わず、すぐに病院を受診してください。
子供が夜だけ咳をするときの対処法は?
医師から処方された薬を服用する以外に、次のような対処法があります。
部屋を加湿する
空気が乾燥することで咳が悪化することがあるので、加湿器などを使って部屋の湿度を40~60%程度に維持するようにしましょう。またマスクをしたり、温かい飲み物をゆっくりと飲むと良いでしょう。
上体を起こす
横になっていると鼻水や痰が喉に流れ込みやすくなるので、上体を起こしてクッションなどにもたれかかるようにすると楽になります。
子供が夜だけ咳をするときに考えられる原因は?
風邪やインフルエンザなどの病気にかかっているときに、夜に咳が強くなる理由としては次のようなことが考えられます。病気が悪化しているわけではないので、そこまで心配する必要はありません。
● 副交感神経が活性化し、気管支が狭くなる
● 体温と室温(気温)の差により気管支粘膜が刺激される
● 鼻水や痰が喉に流れて粘膜が刺激される
子供が夜だけ咳をするときに考えられる病気は?
咳の原因になりやすいのは風邪やインフルエンザなどの病気です。咳が長期間続くと、気管支炎や肺炎などの病気を引き起こすことがあるので、1週間以上症状が続くときは一度病院を受診しましょう。
子供が夜だけ咳をするときの自宅でのケア方法は?
部屋の加湿だけではなく、エアコンを使って室温を高めることも咳の症状をやわらげる上で効果的です。また、部屋をこまめに掃除することで咳の原因となるハウスダストを取り除きましょう。
喉の乾燥を防ぐために、こまめに水を飲むことも咳をケアするためには効果的です。