小児用肺炎球菌ワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

小児用肺炎球菌ワクチンとは?

小児用肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌感染症の感染や感染した時に重症化することを防ぐことが可能です。

閉園球菌には90以上の種類があることが知られていますが、ワクチンでは主に感染すると重症化する13種類の菌による感染を防ぐことが可能です。

小児肺炎球菌とは?

肺炎球菌に感染することで、中耳炎や肺炎などの呼吸器の病気や、敗血症の原因となることが多く、 まれに感染した菌が脳に到達すると後遺症を残す可能性がある髄膜炎を引き起こす可能性があります。

接種の費用(定期/任意)は?

ワクチンは「定期接種」に定められており、各自治体が費用を負担しているので、生後2ヶ月〜満5歳までの間に4回であれば無料で接種することが可能です。

もし上記期間以外に接種する場合は、「任意接種」として費用を自己負担する必要がありますが、約9,000円程度で接種できます。

接種時期・回数は?

小児用肺炎球菌ワクチンは合計で4回接種する必要があり、標準的なスケジュールは以下のとおりです。
● 1回目:生後2ヶ月〜7ヶ月未満
● 2回目:初回から4週間以上あけて
● 3回目:2回目から4週間以上あけて
● 4回目:3回目から60日以上あけて、かつ1歳〜1歳3ヶ月未満

お子様の状態によって受けることができるタイミングが異なるので、年齢が近くなったら一度かかりつけの医師と相談するようにしましょう。

副反応・注意点は?

副反応

小児用肺炎球菌ワクチンは世界中で接種されており、比較的安全性が高いワクチンにはなりますが、副反応として次のような症状が現れることがあります。
● 接種箇所が赤く腫れる
● 接種後24時間以内に発熱する

その他にも接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした病院に連絡して相談しましょう。

注意点

接種日に37.5℃以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れた事がある人、けいれんの既往歴がある人は接種前にかかりつけ医に相談する必要があります。

その他にも何かわからないことがあれば、かかりつけの病院に相談するようにしましょう。

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