子供のじんましん|対処法や原因、病院へ行く目安は?

子供にじんましんが出たときに病院へ行く目安は?

しばらく様子を見る

じんましん以外に明らかな症状がないか確認します。ほとんどのじんましんは数十分〜長くても1日以内に治まるので、嘔吐や下痢などの症状が出てない場合はしばらく様子を見ましょう。

すぐに病院へ行く

以下の症状が出ている場合は、すぐに病院へ受診しましょう。夜間や休日であれば救急病院や往診を利用すると良いでしょう。

● じんましんが全身に出ている
● かゆみが強く、寝ることができない
● 1日経っても蕁麻疹が収まらない
● 呼吸が苦しそう
● 顔色が真っ青
● けいれんしている

特に「呼吸が苦しい」「顔色が真っ青」「けいれんしている」場合はすぐに救急車を呼んでください。

子供にじんましんがでたときの対処法は?

掻かずに冷やす

じんましんのかゆみは掻かずに保冷剤などで冷やして抑えましょう。患部を掻くことでかえってかゆみが長時間続く場合があります。

保冷剤などで冷やしてもかゆみが治まらない場合は、病院で薬を処方してもらいましょう。

じんましんが出た日はお風呂を控える

体温が上がると一度治まったじんましんが再びでやすくなります。じんましんが出た日は湯船に浸からずにタオルで体をふいたり、熱くない温度のシャワーで体をきれいにするようにしましょう。

爪を短く切る

かゆい時にどうしても掻きむしってしまう場合は、肌を傷つけないように爪を短くしましょう。傷口から感染を起こすと、治るまでに時間がかかる可能性があります。

子供の体にじんましんができる原因は?

じんましんは大きく分けてアレルギー性と非アレルギー性の2種類に分けられます。

アレルギー性じんましん

特定のアレルゲン物質を摂取するとアレルギー反応によってじんましんが生じます。
アレルギーの原因物質は人によって異なるため、次の食品以外でもじんましんが出る場合は注意しましょう。

● アレルギーを起こす可能性のある食品
卵、牛乳、小麦、そば、エビ、カニ、ピーナッツ、魚類、果物、大豆など

非アレルギー性じんましん

アレルギーとは関係ない原因でじんましんが生じ、症状が長期間続く場合が多いのが特徴です。

● 考えられる原因
摩擦などの物理的刺激、気温の変化、光、汗、ストレス、疲労など

子供のじんましんを予防する方法は?

じんましんは原因に合わせて予防法も異なります。

アレルギー性じんましん

子供のアレルゲン物質を把握した上で、該当する食品を食べさせない事が大切です。

医師に相談して検査を行い、アレルゲン物質を把握しましょう。

非アレルギー性じんましん

生活習慣やストレスが原因でじんましんが生じるので、原因に合わせた生活習慣や子供との接し方を見直しましょう。

汗をこまめに拭き、毎日お風呂に入ることで肌をきれいな状態を維持することも、じんましんの予防に効果的です。